【落下します】屋根と外壁は要注意!
実家や空き家に限りませんが、
建物は年月が過ぎていくことで、
様々な箇所が老朽化していきます。
その中でも一番劣化が激しいのは、
「屋根」と「外壁」であり、
住宅のメンテナンスの中でも
最重要ポイントです。
外の雨風にあたり、
陽あたりの良い太陽の光も
受け止める箇所なので、
劣化が激しいのは
容易に理解できると思います。
※陽あたりの良い箇所ほど、劣化は激しいです。
台風や地震など災害が起こるたび、
屋根や外壁が落ちて、
周囲の建物や人への危害などが
報道されていますよね。
ちなみに、
こちらの写真は先月の台風で
屋根が落ちてしまった、ある公共施設です。
幸いけが人はいませんでしたが、
建物が老朽すると、屋根や外壁が落ちて
このようなことも起こってしまいます。
「特定空き家」についての
ガイドラインでは、
建築物が著しく保安上危険となる
おそれがあることとして、
「屋根、外壁等が
脱落、飛散等するおそれ」
を挙げています。
具体的には以下のような状況が
記載されています。
【屋根】
・屋根が変形している。
・屋根ふき材が剥落している。
・軒の裏板、たる木等が腐朽している。
・軒がたれ下がっている。
・雨樋がたれ下がっている。
【外壁】
・壁体を貫通する穴が生じている。
・外壁の仕上材料が剥落、腐朽又は破損し、下地が露出している。
・外壁のモルタルやタイル等の外装材に、浮きが生じている
要は、
目で見て、
落ちそう、剥がれそうな
屋根や外壁の空き家
は、強制撤去の対象になるということです。
地方の敷地が広い一戸建てなら、
敷地内での落下で済むかもしれませんが、
台風などで飛ばされてしまったら、
周囲の建物や人への危害も十分あり得ます。
実家を相続して、空き家になっているなら、
まず屋根と外壁の具合だけは
確認しておきましょう。
できれば、専門の業者に来てもらって、
最低限、飛ばない、落ちないように、
対策はしておきたいものです。
ちなみに屋根と外壁のメンテナンス期間は、
新築後だいたい10年ごとに行うのが
良いとよく言われています。
(もちろん、立地や使い方によっても
メンテナンスの時期は違ってはきます。)
もし今マイホームを
お持ちでいらっしゃるのであれば、
快適な住宅の維持、災害への備え、
次の世代に引き継ぐためにも、
今から屋根と外壁のメンテナンスは
やっておくことを勧めします。