とても、とても古い実家を、スムースに売却するためには?

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前回まで、
実家が売れない理由として、
人的理由を考えてきました。

 

おさらいすると、
実家が売れない理由は
大きく以下の3つに分けられると
私は考えます。

 

◉人的理由

・遠方で、売却手続きが億劫。
・どうやって売却したら良いか分からない。
・売却の相談をできる人がいない。
・片付けが終わらない。
・十分な販売活動ができていない。
・相続手続きが終わっていない。
・売却しても、借金が返済できない 等々。

 

◉物理的理由

・古すぎる。
・駅から遠い。
・広すぎる。
・不具合や欠点(瑕疵)がある。
・周辺相場より高い。
・需要が少ないエリア。
・隣との境界線が不明。 等々。

 

◉法令的理由

・建て替えができない。
・建築の基準に合った道路に面していない。
・田や畑などの農地を持っている。
・新築住宅が建てられないエリアである。 等々。

 

本日からは実家が売れない
「物理的理由」
を考えていきたいと思います。

 

まず一つ目として考えられるのが

「古すぎる住宅」

ということ。

 

建築してから40年以上経っているなど、
相当に老朽化している物件のことです。

 

売れない理由としては、

・住んだり利用するのに、相当のリフォーム費用がかかる。

・見えない箇所に不具合がある可能性がある。

・建て替えするには、解体屋残置物の撤去費用がかかる。

といったことなどが挙げられます。

 

一昔前だと
古ければ、「壊して建て替え」が
主流だったように思いますが、
国の政策が中古市場の活性化を
推進していることもあり、
積極的に古い住宅を再生させて、
活用する動きも活発になってきました。

 

そんな活性化されている中古市場の中でも
「売れない老朽した住宅」とは、
「維持管理がなされていない物件です。

雑草が庭中に所狭しと生え、
虫や猫のフンなどが散乱し、臭う。

今にも崩れちそうな屋根瓦や
ベランダの柵、外壁などが放置されている。

ゴミなのか、所有者の家具なのか?
わからないような、雑然とした残置物。

 

などなど、人の第一印象が良くない物件は、
利用するにも解体するにも多額の費用がかかり、
希望する値段では売りづらくなってきます。
(相場では売りづらいということです。)

 

またこういった管理が行き届いていない物件は、
空き家対策特別措置法(空き家法)
により、
周辺環境に迷惑をかける「特定空き家」に指定され、
強制的に撤去される可能性もあります。

※この場合の撤去費用は、所有者に請求されます。
空き家法については、こちらの記事もご参照ください。

 

まとめると、

「古すぎる一戸建てでも、
 世の中のニーズはあるものの、
 あまりにも維持管理がなされていない
 空き家は売りづらい。」

ということになろうかと思います。

 

もちろん、実家が売れないのは、
古すぎることだけではなく、
その他の要因も絡んでくることが
多いとは思いますが、
相場並の金額やスムースな売却を
望まれるのであれば、
「適切な維持管理」
は必要です。

 

そもそも、
自身が生れ育った実家ですから、
どんなに古くなって、
空き家になっても、
大切に扱ってあげたいものですね。