【職人さん不足】今までの建築の常識が通じなくなるかもしれません。
本日のニュースで、
建設業界の技能者不足の記事が目に止まりました。
記事では野村総合研究所の予測値が出ていましたが、
それによると、
大工や鳶職といった「住宅建設技能者」の人数は、
2040年時点で約51万人で、
2020年比で約63%まで減少する見通しとのこと。
特に大工の人数は
減少幅の半分以上を占めるとのことです。
◉深刻化する建設業界の担い手不足、
もはや経営課題・業界課題との意識を
※株式会社野村総合研究所HPより。
これはシゴトの上での肌感覚でも、よくわかります。
人口減少、少子高齢化が長く叫ばれている中、
インターネットやロボット技術など、
IT関連事業が急速に成長している今の時代、
職人さんが少なくなっていくのも時代の流れです。
建物がある以上、建設工事に関わるシゴトは、
なくならないとは思いますが、
建設をめぐる環境は大きく変わってはいきます。
工場で部屋や家の一部を作り、
現場で組み立てる作業も一般的になり、
3Dプリンターでつくった家も商品化されています。
材料の高騰や人手不足で、
建設コストが大幅に高くなり、
スケジュールや予算も大きく変わりました。
空き家が多くなりリフォームに力を入れる
会社や個人も多くなりましたが、
簡単にリフォーム業者を手配することも
難しい時代になってきました。
反面、DIYで空き家を改修して
活動する人も増えてきており、
新たな建築の考え・方法・担い手が
伸びてきているようにも感じます。
建設業に限りませんが、
今は時代が大きく変わっている時です。
過去の経験や知識に頼らず、
今の時代の現状をよく理解し、
急速に変わっていく時代に対応しながら、
建設、住宅建築、リフォームを、
考えていって欲しいと思います。