【職人さん不足】今までの建築の常識が通じなくなるかもしれません。
本日のニュースで、
建設業界の技能者不足の記事が目に止まりました。
記事では野村総合研究所の予測値が出ていましたが、
それによると、
大工や鳶職といった「住宅建設技能者」の人数は、
2040年時点で約51万人で、
2020年比で約63%まで減少する見通しとのこと。
特に大工の人数は
減少幅の半分以上を占めるとのことです。
◉深刻化する建設業界の担い手不足、
もはや経営課題・業界課題との意識を
※株式会社野村総合研究所HPより。
![](https://jikka-akiya.com/wp-content/uploads/2023/09/238574_s.jpg)
これはシゴトの上での肌感覚でも、よくわかります。
人口減少、少子高齢化が長く叫ばれている中、
インターネットやロボット技術など、
IT関連事業が急速に成長している今の時代、
職人さんが少なくなっていくのも時代の流れです。
建物がある以上、建設工事に関わるシゴトは、
なくならないとは思いますが、
建設をめぐる環境は大きく変わってはいきます。
工場で部屋や家の一部を作り、
現場で組み立てる作業も一般的になり、
3Dプリンターでつくった家も商品化されています。
材料の高騰や人手不足で、
建設コストが大幅に高くなり、
スケジュールや予算も大きく変わりました。
空き家が多くなりリフォームに力を入れる
会社や個人も多くなりましたが、
簡単にリフォーム業者を手配することも
難しい時代になってきました。
反面、DIYで空き家を改修して
活動する人も増えてきており、
新たな建築の考え・方法・担い手が
伸びてきているようにも感じます。
建設業に限りませんが、
今は時代が大きく変わっている時です。
過去の経験や知識に頼らず、
今の時代の現状をよく理解し、
急速に変わっていく時代に対応しながら、
建設、住宅建築、リフォームを、
考えていって欲しいと思います。