【大工さん不足】将来実家を修理できますか?
本日の日経新聞に、
大工さんが大幅に減少した、
との記事が掲載されていました。
記事によると、大工さんの数が、
40年前に比べて、約3分の1に減少、
過去20年では約半分に減ったとのことでした。
また、現在の大工さんの年齢も、
50歳以上が60%、
その内30%が65歳以上で、
30歳未満は7.2%とのことでした。
私も現場で大工さんとお会いして
話す機会も多くありますが、
私と同じくらいか年上の大工さんが
圧倒的に目立ちますよね。
大工さんの高齢化が進み、
若手の継承が進まない現状が、
深刻な問題となっているのが、
肌感覚でも数字の上でもよくわかります。
少子化、社会のIT化など、
今後大工さんが増えていかないのは
素人目にも感じるところです。
今後の住宅事情も大きく変わっていくので、
実家の空き家対策も、それを見据えて、
考えていく必要はあるでしょう。
大工さんが減ることで困ることは、
新築・改築ができない、修繕ができない、
ということです。
新築については、
3Dプリンターでの家も開発されていますし、
工場でつくる家も多く普及しているので、
今後の技術の進歩で新しい建築方法が
普及してくることでしょう。
問題は、リフォームや修繕といった、
今ある家の維持管理です。
最近建てられた家やこれから建てる家は、
将来の大工さん不足を見越した対策も考えて、
家を建てていることもあるでしょうが、
30年以上前の家は、
まだまだ職人さんの腕の
良し悪しによることも多かった時代です。
大工さんが少なくなれば、
家のリフォームや修繕も
依頼しにくくなるでしょうし、
そもそも、技術的に、
リフォームや修繕ができないことも
あるかもしれません。
そうした将来考えられる、
メンテナンスの心配・不安に対して、
将来実家をどうするべきか?
大工さんがまだいる今のうちに、
必要な修繕やリフォームを行うか?
それとも売却して、
将来のメンテナンスの心配をなくすか?
実家の将来を考える上でも、
将来の大工さん不足を踏まえて、
実家の選択肢をご検討いただくといいですね。
以下の記事も参照してください。
【実家の空き家対策】
実家の活用4つの選択肢とは?