「親」と「自分」が元気でいるうちにできることとは?
退院後、初の週明けとなりました。
月曜日は、何かと朝から動きがあるので、
メールや電話のやりとりが多くなりますが、
病み上がり初日の今日は、
いつもよりスローペースの立ち上がりでした。
病気になってはじめて、
自分の体調や、自分の暮らし方、働き方が
分かってくることもあります。
体力的に
これから無理が効かなくなってくることも
多くあることでしょうから、
この機会に今までの生活を
しっかり見直していきたいと思います。
退院して、家族や兄弟などに
退院の報告をしながら、
ふと考えたことがありました。
それは、
親が元気な時にしておくことは何か?
自分が元気な時にしておくことは何か?
ということです。
相続や実家の空き家対策を考える上で、
「親が元気なうちにしておくべきこと」
というのは、よく耳にする話ですが、
それは「自分も元気」なことが前提のお話です。
親が元気なうちにやっておきたいことの
代表的なものには、
遺言、生前贈与、家族信託など
がよく挙げられます。
これらのどれを選んで、何をするのかは、
人によって当然違いますので、
司法書士や税理士などの専門家に
相談しながら進めると良いですが、
相続される「自分たちが元気」なことも、
選択するときの大きなポイントでしょう。
相続される側が、
健康に不安を抱えていれば、
相続が発生したときに、
誰に何を残し、託すのかが、
変わってくることも十分あることでしょう。
急に持病を抱えることになり、
行動に制限が出てくることも十分あり得ます。
とはいえ、
そんな不確定なことまで考えていたら、
何も進みません。
少なくとも、
親がこれから先のことを考えるときには、
余計な不安を与えないように、
自分も元気な時に、
一緒に考えていけるといいですね。