実家をオンラインで売却するときの注意点とは?
不動産売買時の重要事項を、
オンラインで説明できることが
本格化したことをお伝えしましたが、
この時の不動産売買の注意点について、
本日は考えてみます。
家や土地といった不動産は、
多くの人にとって、
所有する財産の中で最も高額なものです。
それを売ったり買ったりするのですから、
大切なこと、伝えるべきことは、
宅地建物取引士資格を持った専門家から
対面で間違いがないように伝えましょう、
というのが、
昔から行われている説明の仕方です。
その説明の途中で、
わからなかったりしたら、
納得のいくまで説明を求めたり、
資料を提示したりして、
家や土地を買う人に
しっかり理解してもらうわけです。
それがオンラインになるとどうなるか?
離れた場所から説明するにあたり、
事前に資料は送ることにはなりますが、
画面越しで説明するにはしづらいことも
出てくる可能性が十分あります。
オンラインが日常生活の浸透して、
必要な資料は画面で共有したり、
画面越しで相手に説明を求めることも
やりやすくなりました。
しかしながら、
不動産の売買の説明には、
専門的な内容も多く含まれていて、
シゴトや身近に、
不動産に関わることがないと、
難しいと感じることも多いです。
やはり対面で直接説明を受けた方が、
安心感は違いますし、
理解もしやすい、
わからなかった時も対処しやすい、
というメリットはあります。
つまりオンラインで、
手続きはしやすくはなったものの、
この心理的な部分が
大きなネックになっているわけです。
古い実家ですと、
一般的な不動産の説明の他に、
家に不具合があったり、
境界が不明瞭だったりといった、
トラブルの元になりやすい内容も
多くあります。
不動産を買う人に
しっかり理解してもらうために、
不動産業者の
オンラインで伝えるスキルも
必要になります。
こうした注意点を解決するには、
重要事項説明の資料を、
事前に十分に目を通してもらったり、
現地で確認できることは
現地で説明・解決し、
オンラインでの説明手続きの際には、
極力不明な点がないようにする、
などの方法が考えられます。
オンラインが日常になってきたので、
オンラインでの注意点は、
経験的にわかっていることも
多くあるかとは思います。
不動産の取引は、
そこに大きな金額がついてきますので、
より慎重に、万全に、
トラブルがないように、
実家を売る側も
十分に気をつけておきたいですね。