【実家のリフォーム】売るとき、どこまで責任持てますか?
実家を売却する際の注意点として、
不具合箇所にどこまで責任を持てるか?
ということがあります。
不動産に限らず、ものを売買するときは、
その売買されるものに対して、
売る側が責任を持ちますよね。
服でも、食品でも、文房具でも、
そうだと思いますが、
不具合があると、
売る側やつくった側の責任になり、
修理や交換ということがあり得ます。
家も同じで、リフォームしたけれど、
仮に工事の仕上がりが悪かったり、
リフォームしたことで
不具合箇所が出てきたりして、
家を買った人が通常の生活ができないと
売る側の責任になります。
高く売ろうとしてリフォームしたのに、
不具合で修理費が発生したり、
責任を追及されたりしては、
リフォームにお金をかけた意味がありません。
まして、昨日お伝えしたように、
リフォームしたからといって、
相場より高く売れるわけではないので、
後々の責任を考えれば、
リフォームするのが良いのかどうか?
考えるところではないでしょうか?
もっとも、個人の売却の場合は、
売った後の家の不具合には責任は持ちません、
という特約はできます。
これは、築40年以上経ったような、
古い家を売るときによく出てきますが、
古い家はどこに不具合箇所が
あるかわからないし、
老朽化で、
いずれ不具合になりそうな箇所も
多くあるためです。
売るためにリフォームして、
あとは知りませんよ、では、
売る側の信用の問題でもありますから、
そもそもそんな無責任なリフォームの家は
選ばれないでしょう。
それなら
何もしないで売った方がまだ良いです。
「古くて、不具合なところもありますから」
という説明であれば、
買う人も納得してもらいやすいですし、
上記の特約で、
売ったあとの責任回避も理解されるでしょう。
要するに、
後々責任が持てない中途半端なリフォームは
しない方が良いということです。
もし、リフォームして実家を売るなら、
少しでも高く売ろうと、
自分のことだけ考えるのではなく、
買ってくれた人に、喜んでもらえ、
満足して住んでもらえるように、
買ってもらう人の立場になって、
リフォームはして欲しいですね。