築100年オーバーでも十分住めます。
佐渡ヶ島の土地の売却調査のため、
現地周辺の様子を見てきました。
車で周辺を走りながら、
売却する為に必要な情報は得られましたが、
それとは別に、
興味深いことにも気づきました。
佐渡ヶ島ができた経緯や歴史、
地勢を生かした産業、今の島全体の状況など、
いろいろ知ることが出来ました。
そんな中でも一番興味深かったことは、
築100年以上は経っていそうな家が
多かったことです。
木板の外壁に、黒塗りの瓦で、
築100年以上経っていても、
塗り直したり、リフォームしながら、
今も大切に住まわれている家を、
多く見かけました。
東京であれば、
築100年も経っている一般の家だと、
すぐに建て替えとか、
売るとかの話になりますが、
今なお現役で
利用されている家が多いのを見ると、
日本の家は適切な手入れをすれば
長持ちすることをあらためて実感しました。
ただ古い家が多い理由が多いにも
注目しなければなりません。
地元の人の話によると、
高校を卒業すると、
関東にいって戻らない人は多く、
島内はご多分にもれず、
少子高齢化が進んでいるということですし、
空き家やシャッター街、廃墟となった家も、
多く見かけました。
だからこそ、古い家で大切に住む術も、
生まれているのでしょう。
佐渡ヶ島には、金銀山、トキをはじめ、
歴史から育んだ多くの名所や文化があり、
世界遺産を目指す街です。
後世に世界的遺産を残していくこの島に
何ができるのか?
しっかり考えながら、
私も売却を通じて考えていきたいと思います。