【浸水時の空き家問題】いつでも、どこでも起こり得る問題です。
昨日ネット記事を見ていたら、
7月に豪雨災害に見舞われた
熊本県の空き家の記事が目に止まりました。
あの豪雨災害から3ヶ月が経つわけですが、
その爪痕は深く、
復旧までの道のりはまだまだ道半ば
といった内容が書かれていました。
その記事の中で、
浸水した空き家がそのまま放置されているのが
問題になっているとの記載がありました。
浸水した空き家をそのままにしておくと、
衛生面が心配で、周囲にも影響があること、
なんとかしたいものの、所有者が分からず、
行政も空き家の対応に困っている、
といったことが伝えられていました。
私も以前に勤めていた会社で、
販売していた家が雨で浸水したことがあり、
浸水後の家の様子や行政の対応など
見ていますが、
水が引いた後にまずやるのは、
消毒作業でしたね。
雨で家の中に浸水したとなると、
家の中の汚れや、汚物が混じったような水が
家の中を濡らすわけです。
衛生上、
決して良い状態ではないわけですが、
空き家の場合は、そうした状況であっても、
ずっと放置されるわけです。
目に見えない有害物が、
その空き家の内外だけでなく、
周囲に対しても
影響が出てくる可能性が十分にあります。
空き家の問題というと、
防犯や台風被害、草むしり、
猫の糞尿被害などがイメージされますが、
浸水時の空き家問題は、
意外とイメージされにくいものです。
まして今は新型コロナウイルスで
敏感になっている時期ですから、
浸水後の空き家が、
新型コロナウイルスの感染につながる可能性も、
考えなくてはならないことでしょう。
実家が浸水してから考えるのではなく、
日頃から浸水したときに困らないよう、
荷物を減らしておくとか、
濡れても支障がないものを1階に置いておくなど、
実家の浸水対策も、
しっかりしておきたいものですね。