【損害保険の活用方法】被災した家の修繕・リフォームにご利用ください。
昨日、関東で、
震度4の地震がありましたね。
新型コロナウイルス関連の報道が
話題を独占していますが、
地震や台風などの災害被害対策も、
今なお継続している大きな問題です。
家を建てたり、購入したりするときには、
火災保険や地震保険に加入されますが、
こうした損害保険は、
災害で家が損傷したときに保険金が下りて、
そのお金で必要な修繕やリフォームをして、
生活再建してくださいね、
というものです。
この数年、大雨や台風などの災害で、
大きな被害が各地で起こり、
損害保険への注目も高くなっています。
保険会社としては、
多額の保険金の支払いが
発生することになりますが
災害で被害を受けた家は、
しっかりと保険金を受領して、
家の修繕費用に当てて、
生活再建して欲しいと思います。
こうした保険金は、
目に見える災害被害に合わないと、
なかなか思いつかないことが多いですが、
人に言われたり、調べたりして、
災害被害に気づくこともあります。
この数年、損害保険の活用を促す、
「保険金のコンサルタント」
といった方に、よくお会いします。
私が古い空き家を取り扱っているため、
古い家の調査をして、
保険の対象になる箇所をチェックし、
該当箇所があったら保険金を申請して、
修繕費用にあてたらどうか?
といった提案をよくいただきます。
修繕が必要な空き家の資金対策として、
有効な提案だと思いますので、
私も該当しそうなご相談者には、
都度、お話ししています。
ただ、気をつけて欲しいのが、
保険金を引き出すことを
目的としているような勧誘も
多く見受けられるということです。
建築や不動産の関係者であれば、
リフォームやその手続きの提案は、
家の維持管理に関わることなので、
取扱者としては自然ですが、
時々、全く家に関係のない業種の人から、
保険のお話をいただき、
つながっている保険関係者の方を
ご紹介されることがあります。
こうした方々は、
家を保険金で修繕することよりも、
保険金がおりること自体を
ビジネスと捉えています。
違法とはいいませんが、
保険金のそもそもの趣旨が違うので、
私は、
リフォームや修繕以外のことで
保険をアピールしてくる人は
全部お断りしています。
もちろん、
リフォームや修繕以外の活用で、
生活再建される方もいらっしゃいますから、
私の判断には賛否両論あると思います。
損害保険が
意外と活用されていないことには、
注目すべきことですが、
損害保険の活用を
すすめてくる人がどんな人なのか?
その人は本当に
自分のことを考えてくれているのか?
をしっかり見極めた上で、
損害保険は活用されてみてくださいね。