【令和2年 地価公示発表】これからの地価はどうなる?
昨日、国土交通省より、
今年1月1日現在の
地価公示が発表されました。
◉主要四市以外の地方圏でも
全用途平均・商業地が
28年ぶりの上昇に
〜全国的に地価の回復傾向広がる〜
(国土交通省HPより)
◉地価公示・都道府県地価調査
(国土交通省HPより)
全用途平均で、5年連続上昇と、
景気回復や雇用・所得環境の改善など、
好調な背景に支えられた結果と、
国土交通省は報道発表されています。
今回発表された地価は、
今年1月1日現在時点を表していますが、
この時はまだ、
新型コロナウイルスの社会への影響は
少なかった時です。
世界中に新型コロナウイルスが広がり、
世界中で国境封鎖や入国規制が行われ、
人や物の流れに大きな影響を与えている今、
来年の公示地価の発表時には、
大きな変化が起きている可能性が高いです。
特に、外国人によって、
経済が成り立っているエリアは深刻です。
国土交通省の報道発表にも、
今回の好調な地価公示の結果について、
「観光客増加による
店舗・ホテル需要の高まりや
再開発等の進展を背景に
需要が堅調であること」
を一つの要因に挙げています。
今の入国規制が、
これからずっと続くわけではないものの、
新型コロナウイルスの収束が見えないと、
訪日する外国人の見込みが立ちません。
東京オリンピック・パラリンピック
の開催も危ぶまれている報道も
あるくらいですから、
地価への影響は
避けられないことでしょう。
公示地価は、
土地の売買を行うにあたっての、
取引金額の指標になります。
したがって、
来年、実家の売却を考える人は、
売却金額の査定にも
影響が出てくる可能性もあります。
来年に限らず、
今年これから実家を売却する人にも、
影響は出てくることでしょう。
未だ収束の見込みが立っていない
新型コロナウイルス。
感染拡大を抑えること、
人の命・健康を守ることが先決ですが、
土地価格の面からも
収束への動きは注目したいですね。