山が近くにある実家が持つリスク
昨年、
クラウドファウンディングで協力した
障がい者グループホーム運営会社様から、
先日、1通のお手紙をいただきました。
内容を見ると、
周辺環境の変化により、
グループホーム運営が難しくなったため、
閉鎖するとのことでした。
代表者の熱い想いに打たれ、
クラウドファウンディングに
協力させていただいただけに
残念な思いでいっぱいです。
ではなぜ、閉鎖してしまったのか?
お手紙によると、
グループホームが建っていた場所の
裏の山が崩れてきたこと、
その山の木の伐採によって、
建物の中に相当の湿気で
カビが発生してしまったため、
とありました。
詳細は不明ですが、
山が崩れてきたのは一大事です。
また木の伐採については、
自然災害ではなく、
人為的なもののようですが、
伐採によって、
木の中の水分が湿気となって、
隣接する建物に被害を与えたようです。
昨今、
先日の台風に代表されるような
自然災害が日本各地で多発しています。
山の近くの家は、
土砂災害で、多くの家が被害に遭い、
多くの人が犠牲になられていますよね。
山の近くにお住まいになっている方が
常に抱える災害リスクですが、
災害でなくても、
山の開発や森林伐採によって、
山や木が本来持っている
貯水機能を低下させ、
今回のお手紙にあったような、
湿気とカビにつながり、
生活に大きな影響を与えてしまいます。
山の開発というと、
リゾート施設建設、
太陽光発電用パネル設置、
などが代表的なものです。
利便性や土地の価値の向上など、
山を開発することで
得られるものは大きいかもしれませんが、
生活への影響も深刻な問題です。
もし山の近くに実家があって、
何か事業計画が進行しているようなら、
役所や事業主に確認して、
安全性や今後の生活への影響など、
十分に確認すると良いですね。