昔の木の家は快適です。〜本来の木の家の機能を生かそう〜
子供達の夏休みが始まりましたね。
都内を歩いていると、
子供達や家族ずれで歩く人が、
多く感じられるようになりました。
そんな夏休みに入っても、
東京の天気は相変わらず日が照らず、
平年の2割以下の日照時間とのこと。
来週には梅雨も
明ける予報がちらほらと出ていますが、
梅雨が明けなくても、
ムシムシする日が続くようなので、
くれぐれも体調の管理には
気をつけてくださいね。
日本の家は木造住宅が多いわけですが、
木の家には、
湿度を調整する機能があるのを
ご存知ですか?
今時期のような湿気が多い時期は、
湿気を吸って、
冬場の乾燥時には、水分を放出し、
家の中を適度な湿度の空間に保つ、
そんな機能が、
日本の木造住宅にはあります。
日本の気候と長く向き合ってきた
先人の知恵なのでしょう。
そのほかにも、日本の木造住宅は、
日本独特の湿気の多い気候の中、
いかに快適に暮らせるか?
様々な知恵が注ぎ込まれています。
畳や障子、柱、高床など、
何気なく過ごしてきた家のアイテムは、
よくよく考えれば、
湿気対策として、
意味のあるものばかりです。
古い空き家の実家というと、
ボロボロで、隙間風が吹くような、
メンテナンスの
悪いイメージがありますが、
本来の日本の家は、
メンテナンスをしっかりしていれば、
今のムシムシしたこの気候の中で、
最高のパフォーマンスを
発揮するはずです。
今時期、今の時代の空き家になった、
古い木造住宅というと、
周りに迷惑をかけないように
草むしりしなくては、とか、
雨や風が吹き込まないだろうか?とか、
木の家そのものの性能を忘れがちです。
(というか、ほとんど気にしないでしょう)
ちょっと目線を変え、
湿気の多いこの時期に、
昔ながらの日本の木の家が、
最高の性能を引き出すためには、
どうしたら良いか?
そんな考えで実家のメンテナンスを
考えてみてはいかがでしょうか?
本来は長持ちする木の家です。
新しい実家の活用方法が
見つかるかもしれませんよ!