実家の売却戦略に役立つ路線価の見方〜普通の人の土地価格の見方・使い方:その2〜
7月1日発表された以下の路線価ですが、
あなたは自分の自宅や
実家の路線価を見てみましたか?
◉財産評価基準書
路線価図・評価倍率表(国税庁)
住所から自分の自宅や実家を探して、
該当ページを見るところまでは
行くと思いますが、
それから先何をみていいのか?
シゴトで不動産や税金に関わなければ、
普通の人はあまり見ることは
少ないかもしれません。
「普通の人には、
あまり縁はないんじゃない?」
と思われ気味のこの路線価ですが、
実は、意外と普通の人でも、
関わりが深い価格なのです。
どういうことか?
路線価は、
相続税や贈与税の計算のもとに
なるだけでなはく、
不動産業者が、
土地を買い取るときの、
目安にもなる
からです。
土地を買い取って販売する
不動産業者は、
利益を生む「自社商品」として、
土地を仕入れるので、
土地を仕入れるので、
実際に売れる相場より、
安く買わないといけません。
路線価は公示価格の約80%の価格であり、
実際の取引価格である実勢価格と比べると、
路線価は、
相場の80%以下になっていることも
少なくありません。
土地価格の種類は、以下をご参照ください。
・実勢価格
実際に取引されている価格
・公示価格
国が取引の指標として出している価格
・路線価
相続税、贈与税を算出するための価格
・固定資産税評価額
固定資産税・都市計画税を
算出するための価格
もちろん、あくまでも目安であり、
実際の取引事例や諸条件を検討して、
不動産業者は買取価格を決めます。
実家を売却しようとして、
不動産業者に査定を依頼する前に、
路線価を使って、
ある程度の価格の予測を出しておけば、
出てきた金額との差は、何を考慮したのか?
何がセールスポイントで、
何がウィークポイントなのか?
等、査定の根拠がわかりやすくなりますし、
買取価格の交渉もしやすくなります。
一見、シゴトに関わらなければ、
一喜一憂するだけで終わりそうな
土地の価格ですが、
自身の心豊かなライフプランを
実現させるための戦略に、
ひと役買うことができるわけです。
あらためて、
あなたの実家の路線価は
いくらになっていますか?
自分の実家の土地が
いくらで売れそうなのか?
今一度、
チェックしてみてくださいね!