東京多摩地区・島しょ部の土地利用調査結果が発表されました。
昨日、東京都より、
平成29年度東京多摩地区・島しょ部の
土地利用調査結果が発表されました。
◉東京都の土地利用
平成29年度
土地利用現況調査結果の概要
◉調査結果の概要
※令和元年5月20日
東京都都市整備局HPより
調査結果は、
平成24年のデータと比べて、
平成29年度の増減の状況を
記載しています。
私が住んでいるエリアだけに、
興味深いデータが
多く掲載されていますが、
空き家に関わるところ部分でいうと、
多摩市部全域での建物棟数に
大変興味を持ちました。
その調査結果の概要は以下の通りです。
◯多摩都市部全域での
建物棟数は約104万棟、
平成24年と比べて約4万2千棟増加。
建物棟数は約104万棟、
平成24年と比べて約4万2千棟増加。
◯市町別に平24年と比較すると、
全ての市町で棟数が増加している。
特に八王子市及び町田市の増加が顕著。
全ての市町で棟数が増加している。
特に八王子市及び町田市の増加が顕著。
この結果の中で、一番興味を持ったのは、
多摩地区全域での建物棟数が、
平成24年に比べ4万2千棟増加している
という点です。
という点です。
これらの増えた建物は、
多摩地区で販売されている
新築住宅・新築マンションの増加が、
多摩地区で販売されている
新築住宅・新築マンションの増加が、
大きな影響を与えているものと
推測できます。
都心部に比べ、
若いファミリー層向けの住宅が
安く購入できるので、
若いファミリー層向けの住宅が
安く購入できるので、
不動産業者が次々に、
空いた畑や駐車場などの空き地に、
新築住宅・新築マンションを
建てています。
しかしながら、ご多聞にもれず、
多摩地区の人口も減少の波が押し寄せ、
多摩地区の人口も減少の波が押し寄せ、
2020年をピークに、
多摩地区全体の人口は減っていく予測も
出ています↓
◉多摩を取り巻く環境(東京都総務局HPより)
家が多くなり、人が減るわけですから、
当然家は余ります。
当然家は余ります。
今、私の家の周りでも
新築住宅が数棟販売されていますが、
なかなか売れないで、
残っている家も、
残っている家も、
ちらほらと見受けられます。
都市部のエリアでは全国的に
言えることなのでしょうが、
需要と供給のミスマッチが
起こっているわけです。
しかしながら、
新築住宅や新築マンションを建てて
販売する不動産業者は、
建てて売らなければ利益を出せず、
会社の存続にも関わるので、
人口が減っていようが、いまいが、
建てざるを得ません。
いわば、
人口的に空き家をつくっているとも
言えるような事態ですので、
これからの、
新築住宅・マンションの建築・販売に
大きく舵が切られることを
期待したいところです。
また、
新築住宅やマンションの
建築にかかわらず、
多摩地区の各地域で、
空き家数は増加していて、
その対策には、待った無しの状況です。
これは多摩地区に限ったことではなく、
全国的な社会問題ですが、
明るい未来を秘めた、魅力的な街を
後世に残していけるように、
我が街の空き家問題の解決に
少しでも尽力していきたいと
思っています。