「過去最高」ばかりを強調する空き家率と空き家数への疑問

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昨日は、先月発表された
空き家率・空き家数について、
私の見解をお伝えしました。
 
 
 
私は、空き家率・空き家数とも
過去最高ではあるものの、
想定以下の伸び率と受け止めましたが、
 
 
 
あらためて、
この最新の調査結果について、
ネットでどんな報道がされているのか?
見てみました。
 
 
 
大手新聞記事や住宅関連記事のサイトを
いくつか見ていましたが、
私が気になったのは、
 
「過去最高」ばかりが強調されて、
ネガティブな印象が先行している
 
ことでした。
 
 
 
「空き家は右肩上がりで
 増えていっているので、対策が急務です」
 
のような印象が、
目立っているように私には感じました。
 
 
 
「過去最高」の空き家数・空き家率
は調査結果として事実ですので、
 
確かに今後の空き家対策は
急務であり、重要です。
 
 
 
数にしてみれば26万戸の増加ですから、
確かに大きい数字です。
 
 
 
しかしながら、
 
割合で見れば、前回調査時に比べ、
それほど大きな伸び率ではないのは、
 
空き家とか不動産に関わっている人なら、
すぐ分かりそうなものです。
 
 
 
某新聞記事では、
 
「空き家率・空き家数とも
 大きな伸びはなかったものの、
 過去最高の数字」
 
という感じで、伸び率は小さく留めて、
 
どうしても
「過去最高」の方にこだわって、
空き家が増えていくマイナスイメージを
強くさせたい、
 
そんなイメージ操作が働いているように
感じました。
 
 
 
私は決して、
空き家の増加に対して、
楽観視している訳ではありません。
 
 
 
伸び率は低いとはいえ、
過去最高であることで、
 
さらなる対策が必要なのも
十分理解しています。
 
 
 
ただ、
もっとポジティブな側面から
捉えてもいいと私は思います。
 
 
 
実際に、
空き家対策に取り組んで
成果を上げている自治体や企業は
多くあります。
 
 
そのおかげで、
新しい事例が次々とでき、
 
さらに次の空き家対策へ
つながってもきているわけです。
 
 
 
「早くしないと手遅れになっちゃうよ!」
 
というような不安を煽る
イメージだけでなく、
 
 
例えば、
 
「空き家対策の方法も増えてたから、
 ちょっと考えてみない?」
 
というような、
ポジティブなイメージに捉えられる
伝え方も必要ではないでしょうか?
 
 
 
表現が的確かどうかは分かりませんが、
 
今回の調査結果のいいところに注目して
 
「ほめて伸ばす」
 
のようなイメージで、
空き家対策を意識させていくのも、
 
伝える側の役目ではないかと思います。