実家を管理せず、もっと早く、貸してたらどうだったのか?
先日ネットニュースを見ていたら、
タレントの松本明子さんが、
25年間維持費を払い続けていた
との、記事が目にとまりました。
内容を見ると、
香川県高松市の実家を
2018年1月に売却するまでの25年間、
空き家の状態で固定資産税や水道光熱費など
維持費を払い続けていたというもの。
いずれ避難場所として使おうと、
リフォームしていたそうで、
水まわりや床の傾きなどの修理等で
かかったリフォーム金額は約600万円。
リフォーム後、
ある番組で買取査定をしてもらったら
その金額は200万円。
その後、空き家バンクで購入希望者が現れ、
リフォーム金額相当金額で売却できた、
というものでした。
売却すると
200万円くらい。。
リフォームすると
500万円オーバー。。
このような空き家の実家は、
結構あると思います。
空き家をそのまま
持ち続ける理由にもよりますが、
売っても二束三文、直しても使わない、
という状況では、どうしたらいいのか?
こうしたお悩みを持つ方は、
結構多くいらっしゃいます。
松本明子さんが、
「避難場所」として空き家を維持していた
というように、
空き家をそのまま持っている理由があるなら、
維持するお金にも意味があるでしょう。
しかしながら、
「どうしたらいいかわからない。。」
という理由だけで維持費を払っているなら、
それは、どうにかしなければならない事態です。
年に数回、
草むしりや空気の入れ替えにいって、
特に大きな問題がないのであれば、
その状態をキープして、
「どうしよう?」「いずれは。。」
と考えている間に、
何年も過ぎている人は多いことでしょう。
もし実家をどうにかするのに、
何か理由があったり、
問題点や支障がないようなら、
維持管理費の支払いは無駄なお金です。
そうこう考えているうちに、
貸したり、売ったりしていれば、
余計な手間もお金もかからずに
済むはずです。
実際、私が今管理している家も、
貸し出す当初は、
まさに松本明子さんと同じくらいの
売却査定金額やリフォーム費用でした。
今は借りて住んでいたでいただいて、
維持管理の手間と費用が大幅になくなり、
家賃収入もいただけるようになりました。
もし、もっと早い決断であったら、
維持管理にかかる時間やお金は
その分かからなかったし、
入ってくる収入も
もっとあったんだろうとは思います。
もちろん、
タイミングは人それぞれですから、
早ければいいということでも
ありません。
しかしながら、
実家をどうにかしようとするのに、
問題や支障がないようなら、
「早く」、「具体的」に、「真剣」に、
考えてみるべきです。
早く考えて、行動した分だけ、
不必要な維持管理は無くなりますからね。
今日から春のお彼岸が始まりました。
ご家族、親戚と顔を合わせる
機会もあるこの時期、
空き家の実家をどうするか?
具体的にお話しされてみるといいですね。