実家の活用を考える前に、自分や家族の将来の予定を考えよう。
実家の活用で使う指標について
ご紹介してきましたが、
本日から、
その指標を出すために利用する
表やシートの各内容と、
実家の活用への使い方を
お伝えしていきたいと思います。
まず本日は、
「ライフイベント表」
についてお伝えします。
◉ライフイベント表
(日本FP協会HPより)
この表は読んで字のごとく、
自身や家族のライフイベントを表します。
家族のライフイベントと
その時にかかるお金の予想額を
時系列に記入していきます。
例えば、
2019年は
自分が50歳で息子が18歳になり、
大学入学というライフイベントがあり、
入学金と授業料で
150万くらいかかりそう、
だとか、
6年後には子供もみんな就職して、
お金がかからなくなり、
車を買い替えたいから、
300万円くらいかかりそう、
といった、
予定を記入していきます。
そして、
何年後に、何があって、
いくらくらいかかるのか?
人生の大まかなスケジュールを
確認します。
実際に記入すると、こんな感じです。
お金がかかる時期が目に見えてくると、
家族のために、自分のために、
「いつ、何をするのか」
を大まかに把握することができます。
そうすると、その手段として、
「今空き家になっている実家を
どう活用していったらいいか?」
の糸口が見えてきます。
例えば、
長女の大学入学が2年後だから、
その時までに実家を売って
入学資金にあてたらどうだろう?
とか、
子供の教育資金にかかる期間が
あと6年だから、
それまでは実家を貸して、
教育資金にあてよう、
とか、
実家を売ったり、貸したりする
タイミングが見えてきます。
要は、この
「いつ、何があって、
そのために何をするのか」
そのために何をするのか」
を把握することが重要なのです。
早く売らないと売れなくなる、とか、
リノベーションして高く貸そう、とか
東京オリ・パラ前に売るべきだ、とか
世の中の流れや小手先の手段ばかりが
目に留まりがちですが、
一番大切なことは、
「家族や自分の予定」
です。
ここを履き違えてはいけません。
保険に加入する時も、
自分や家族の年齢や
ライフィベントを考えますよね。
それと同じことです。
実家の活用を考える際には、まず、
「家族や自分の予定」
を把握することが先決です。
そのために、
ライフイベント表は活用しましょう