建て替えできない家を「売ってあげる」にする戦略とは?
昨日は
建て替えできない家の
販売方法の欠点についてお伝えしました。
隣地の人の意思に頼った販売手法は
たられば的で、偶然に頼る手法ですので、
この方法だけを戦略とすることは
得策ではありません。
だからと言って
売りづらい、建て替えできない家を
売れるまでそのまま
なんとなく放置していても、
いつ売れるかわかりませんし、
維持管理費がかかるだけです。
2013年現在で
820万戸あると言われている空き家は、
2033年には
3戸に1戸が空き家になるとも
予測されています。
そんな空き家大放出時代の中で、
何もせずに、建て替えできない家が
すんなりと売れるとは、
私にはとても思えません。
建て替えできない家を販売するためには、
選んでもらうための戦略が必要です。
このブログでも
度々ご紹介していますが、
私がオススメする販売戦略は
「一定期間活用してから売る」
という考え方です。
建て替えできない家が「売りづらい」なら、
逆にしばらく「売らない」で別の活用をして、
一定期間が経過したら「売ってあげる」
という形に持っていく。
具体的には、
建て替えできない家を
最初は貸して、賃貸収入を得て、
数年後に売却するイメージです。
建て替えができなくても、
貸すことはできます。
何もせずにいるよりは、
貸せれば、賃貸収入が得られます。
人に住んでもらうことによって、
維持管理にもつながります。
そして、
自分のライフプランに合わせて
売却したい時期に売却する。
そんな中長期の戦略を
立ててみてはいかがでしょうか?
時代が変わり、
人のニーズも変わりました。
隣の人が買ってくれるかも?
というニーズは今もありますが、
そのニーズも、
人が減っていき、空き家が増えていく
これからの時代に、
いつまであるかどうかはわかりません。
売りづらいなら、
自ら活用する方法を見つけてから、
売っていく方が、
これからの時代のニーズに対応できる
戦略ではないかと思います。