40代で実家を相続したら〜貸して、教育資金をつくりだす〜
昨日は
相続した実家を売却した資金で、
教育資金をつくり出すことを
お伝えしました。
本日は、
相続した実家を
「貸して」教育資金を
つくりだす場合を考えてみます。
教育資金というと、
小学校から大学までにかかる費用を
イメージされると思います。
教育資金は、
入学金や授業料といった
学校に直接支払うお金が
メインとなりますが、
塾や習い事など、
学校外活動にかかる費用もあります。
また大学生になると、
東京の大学に通うために、
一人暮らしを始め、
その家賃を親が、
仕送りすることもあります。
こうした学校外活動や家賃などの費用は、
一回にかかる金額は
それほど大きくはないものの、
毎月継続して支出するお金です。
相続を受けた人の
毎月の収入や年間の収入で
毎月十分に支払える金額で
あれば良いですが、
それでも毎月の支出が増えることが、
生活に影響が全くないとは言えません。
もし子供の教育や学校外活動で、
毎月の支出が増えて、
その時に相続した空き家を貸して、
賃貸収入を得ることができたなら、
その収入を、
毎月子供にかかるお金に
充てることはできます。
毎月の支出を、
賃貸収入で補うイメージですね。
教育資金は
入学金等の一時的な支出と
授業料や学校外活動費などの
定期的に支出で成り立っていますので、
継続的な収入を増やすことは
しっかり考えておきたいところです。
もちろん
賃貸に出したからといって、
希望の金額で貸せるかどうかは
分かりませんし、
貸している間の、
借家人や維持管理の対応はでてきます。
全体の収支を考えて
賃貸計画は立てる必要はありますが、
継続的な収入を得る手段として、
空き家の実家を「貸す」ことは、
ぜひ検討されると良いでしょう。