実家の「築年数」の調べ方
本日は、実家のデータ5
「築年数」
について、お伝えします。
築年数は、
建物が新築されてから何年経っているかを
示すデータです。
この新築した年月日は、
権利書や登記情報(登記簿謄本)
に記載されているので、簡単に分かります。
ただし、新築した建物が
登記されていることが前提ですので、
建てたはいいけど、
登記手続き(人間でいうと出生届)
をしていないと分かりません。
あとは役所の建築関係の部署に行くと、
「建築確認台帳」という記録があるので、
そこでも新築年月日は分かります。
ただし、こちらも
「建築確認」や「検査済証」を
取得していないと記録されません。
「建築確認」とは、
「この建物は建築の基準にあっているから
建てていいですよ」
といった許可のようなもので、
「検査済証」とは、
実際に基準通りの建物が
できていることを証明した合格証書
みたいなものです。
この建築確認や検査済証は、
国や行政の「建築の基準」にあっていないと、
出ないものです。
いわゆる「違反建築」の建物は、
建築確認は基準に合うように申請して、
実際は申請した建築確認とは違った建物を
建ててしまったケースが多いので、
検査済証は取得していない(できない)です。
ただ「検査済証」と「登記」は関係ないので、
違反建築の建物であっても、
その多くは登記されています。
したがって権利書や登記情報を見れば、
その新築年月日はわかります。
さて、ここまでは
築年数の調べ方をお伝えしましたが、
この「築年数」というデータは、
実家を売却するにあたり、
最も重要な項目の一つです。
様々な空き家の活用や税金面で、
深く関わってくる項目ですので、
次回から詳しくお伝えしてまいりますね。