【注目!】移住人気で、空き家が足りません!
「空き家が増えて困っている」という、
全国の自治体の声が多く聞かれる中、
「移住人気で
空き家が足りません!」
というエリアがありました!
こちらがそのニュースです↓
「移住人気 空き家足りない
伊那市新山地区」
(12月16日 信毎WEBより)→http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171216/KT171213FTI090017000.php
こちらは
長野県伊那市の新山地区という場所で
241世帯681人(平成28年10月現在)
がお住まいになられている、
自然豊かな地域です。
新山地区の概要はこちら
→ https://www.pref.nagano.lg.jp/iju/documents/niiyama.pdf
市と住民が一体となった移住促進策で、
都市部から子育て世代が
移り住んできているために
「空き家が足りない!」とのことです。
少子化が進んだ2009年、
新山保育園が園児数の減少で
休園に追い込まれたのがきっかけで、
地域の衰退を防ごうと
住民たちが移住促進の動きを
活発化させた経緯があります。
こちらがこの新山地区のHPです。
ぜひご覧になって見てください。
→ http://niiyama.org/index.html
あなたの第一印象はいかがでしたか?
周りを山に囲まれ、自然豊かな地区で、
きれいでのどかな風景です。
私は率直に、典型的な
「日本の田舎」
のイメージを持ちました。
伊那市はこのエリアを
「田舎暮らしモデル地域」に指定しています。
「田舎暮らしモデルハウス」を整備し、
3泊4日以内の田舎暮らし体験が
できるようにして、
移住・定住に力を入れています。
そして、その取り組みは、
全国地域づくり推進協議会会長賞
にも選ばれるほどの実績となりました。
詳しい内容は、
上記HPでご確認いただければと思いますが、
私が感じたのは「新山地区すごい!」
だけではありません。
周りを山に囲まれた、
田んぼが広がる田園風景。
「同じようなエリアは
他にもたくさんある!」
と想ったことです。
地方の人口減少が社会問題になっている中、
私はこの記事を読んで、
移住・定住、
地方の空き家問題は
やり方の問題
であると、強く感じました。
もちろん、前提となる条件は
各エリアで違いますので、
単純比較はできませんし、
他の多くの市町村も移住・定住に向けた
活動をされているのは、
十分すぎるほど、理解しています。
しかしながら、この地区のように
行政と住民が力を合わせて、
この地区の魅力をアピールしていき、
「空き家が足りない」
というくらいになったことは、
これからの日本の空き家対策を考える上で、
大きな成功事例になっていると
言えるのではないでしょうか?
この地区への移住者からは、
土地購入や新築はハードルが高いので、
「空き家を借りた方が買うより身軽」
との声も複数あり、
市営住宅の整備も市に要望している
ほどの状態だそうです。
この事例は市と住民全体が
取り組んだものですが、
地方物件の空き家対策事例として、
少しでも参考にして
いただけたらと思います。