実家を貸す時、困ること。
何も利用していない空き家の実家を
人に貸すことは、
自身にとっても資産の有効活用になり、
社会問題化されている空き家の増加も
抑えられることになります。
人が住む、利用することで、
自身でのメンテナンスも大幅になくなり、
周囲への危害も少なくなるので、
「売らない」で、または「売れない」で、
所有しているのであれば、
検討していきたい活用方法の一つです。
しかしながら、
実家を貸すにあたって
ウィークポイントになることも
当然あります。
交通の便が悪い、人があまりいない、
近くにお店がない、など、
物件によって個別要因は
いろいろあると思いますが、
「実家のことがよく分からない」
ことも多くあるのではないでしょうか?
ご実家が空き家になっているということは、
ご実家とは別に住居を持っている
ということですよね。
ご実家にはご両親が最期の時を迎えるまで
住んでいたと想いますが、
空き家の実家を貸そうとしている人は、
年に数回帰省する程度で、
建物の老朽化や不具合など、
十分に把握しているわけではないでしょう。
実家の賃貸活用は、
もちろん一人ではできないことなので、
近くの不動産業者や地縁ある方に
協力は得るようにはなりますが、
それでもその協力者から
実家について何か問い合わせが来た時に、
十分に対応はできるでしょうか?
おそらく
「よく分からないので、
お任せします」
という回答になるのではないか
と想われます。
「実家を貸す」ということは、
大家になるということです。
借りている人に対しても
一定の責任は発生しますので、
「知りませんでした」「分かりません」
というわけにはいきません。
ただ実家の状況がよく分からない場合でも、
対策はいくつかあります。
◯賃貸契約時に、
責任の範囲を明確にする。
◯事前に建物の検査をして、
状況を把握する。
◯ライフラインなどの緊急連絡先を、
入居時に伝えておく。
◯建物に火災保険をかける。
◯緊急時対応サービスがついている
賃貸住宅の保険へ、
入居者へ加入してもらう。
といった対応方法がありますので、
物件の状況や協力者の意見など踏まえて、
入居者が安心して住まえる策は
検討しておいた方が良いですね。
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