実家が空き家になる理由その①〜実家を継ぐのは時代遅れ?(ライフスタイルの変化)〜
故郷の実家を宝に変えよう!
実家の空き家対策プロデューサー
細井久男です。
3連休の最終日、
お彼岸で実家に集まってお墓参りという方も
いらっしゃったかと思います。
私も今日は(というかもう昨日ですね。)
久しぶりに家族全員そろっての、
お墓参りに行ってきました。
私の実家は自宅から電車とバスを利用して
1時間程度の場所ですが、
実家を訪れるのは、
月に1度あるかないかの程度。
そのくらいの近さなら、
もっと実家に行ってもいいようにも思われますが、
子供がいない我が家にとっては、
子供の顔を見せに行くとか、
ジイジ、バアバに子供を預けようということもないので、
それほど実家に行く理由がないというのがホンネの理由。
私のようなディンクスで
子供がいない家庭も多くなってきている昨今、
ライフスタイルの変化・多様化から、
実家の接し方も
大きく変わってきているのではないでしょうか?
2015年のオウチーノ総研による
実家の後継ぎに関する意識調査によると、
親の持ち家は子どもが継ぐべきと
考える人は51、1%、
「長男だから・長女だから」
家を継ぐは時代遅れと考える人は58、2%
と、いずれも過半数の回答があったとのこと。
いろいろな考えがあるとは思いますが、
これらのアンケート結果から言えるひとつの事実は、
実家を代々継いでいく意識は、
時代とともに薄れてきている
ということではないでしょうか。
これを現在の日本の空き家の事情に当てはめていくと、
実家を継ぐ人がいなければ、
そこは将来空き家になっていくだろう
ということ。
その空き家が
売るのも貸すのも難しい場所であれば、
誰も利用しない空き家になってしまう
ということ。
につながっていくのだと思います。
古きよき風習がなくなっていくようで、
少々寂しい話でもあるかもしれませんが、
空き家を宝に変えて行くには、
原因はしっかり受け止めて、
現実を意識しないと!ですね。
次回は実家が空き家になる理由その2
「連絡手段の変化(スマホ・パソコンの普及)」
について考えてみますね。