空き家の維持管理のガイドライン
空き家の維持管理が適切でなく、
迷惑な空き家として
「特定空き家」に指定される基準は
以下の4点です。
◉そのまま放置すれば倒壊等
著しく保安上危険となる恐れの状態
◉著しく衛生上
有害となるおそれのある状態
◉適切な管理が
行われていないことにより
著しく景観を損なっている状態
◉周辺の生活環境の保全を図るために
放置することが不適切な状態
にあると認められる空き家
※こちらの記事もご参照ください。
「こんな空き家が強制撤去されます」
http://jikka-akiya.com/?p=1105
国で発表しているガイドラインでは、
市町村が「特定空家等」とする
判断の参考となる基準等を、
具体的な状態で記載しています。
↓こちらがそのガイドラインの概要です。
http://www.mlit.go.jp/common/001090532.pdf
言い換えると、
このガイドラインでは
強制撤去されないための、
維持管理のポイントを
明示しているとも言えます。
「なんか難しそう。。」
と感じるかもしれませんが、
内容はそれほど難しいことではありません。
大まかなイメージでいうと、
「目で見て」「臭いを嗅いで」「音を聞いて」
明らかに「危ない」「おかしい」「迷惑」
と思うようなことが、
ガイドラインには記載されています。
そして、そのようなことへの対策には、
多額の費用がかかることではなく、
お金をかけずにできることも多くあります。
要は、住んでいる時の
掃除やメンテナンスと一緒です。
保険の活用や空き家管理事業者の利用など、
万が一の備えについてお伝えしましたが、
基本はやはり所有者の適切な維持管理です。
時間が限られていている中、
適切な空き家管理ができるよう、
次回からそのチェックポイントを
ご紹介していきますね。