【事例で確認】「そのまま売却する場合」にかかる費用の目安はいくら?
空き家の実家の選択肢を
「費用」で比較してみます。
【事例】
家の広さ:30坪(約100㎡)
築年月:昭和44年11月
土地の売却相場:300万円
普通程度にモノがある。
【ケース】
1、壊して土地で維持する場合
2、そのまま売却する場合
3、壊して土地で売る場合
4、ほったらかしにする場合
5、人に貸す場合
本日は、ケース2の場合です。
結論からいうと、
「壊さずそのまま売る場合」は、
「壊して土地で売る場合」と
大きく収支変わりません。
家を解体する費用が
実際にかかるかどうかの違いになります。
実際にかかるかどうかの違いになります。
この場合のポイントは、
古い建物に不具合等あった場合、
責任の所在は誰にあるか?
ということです。
「土地付き建物」で売却するなら、
建物も売却対象になるため、
建物の責任の所在は重要なポイントです。
一般的に、個人が古い家を売る場合は、
何か不具合が起こっても責任は持てません、
という形で売却することが多いです。
(契約不適合責任免責)
「古家付き土地」で売却するなら、
あくまでも売却対象は土地なので、
基本的には、売る側に、
建物の不具合への責任はありませんが、
建物の原因によって、
土地が目的通り使えないとなると、
売る側の責任にもなり得ます。
購入される顧客層をイメージし、
取引に関わる不動産業者と相談の上、
売却の仕方は決めていくと良いでしょう。
【そのまま売却する場合】
土地売却金額300万
ー片付け費用60万円
ー解体費用相当額150万円
=90万円
※売却時と賃貸収入の税金の計算は、
考慮していません。
※各項目の試算数値は以下の設定です。
・解体費用
家の広さ(坪)× 5万円(木造)
解体費についてはこちら
・片付け費用(普通) 60万円
片付け費用についてはこちら
・税金=固定資産税
家あり 年2万円
土地だけ 年12万円
固定資産税についてはこちら
・火災保険
保険金額10000万円、保険期間10年
木造、地震保険あり、家財なし