迷惑空き家の連絡先を知っていますか?
実家の隣が迷惑空き家になると、
売ったり、貸したりするときに、
実家の活用にも大きく影響が出てくることを
お伝えしました。
いろいろなケースがありますが、
将来の実家の活用に影響がないように、
できる対策は早めにしておいた方が良いでしょう。
そのためには、
その迷惑になっている空き家の所有者と
話ができることが前提です。
時間がかかる、かからないは別として、
話す相手が分かっていれば、
何かしらのアクションは起こせます。
しかしながら、その連絡先である
所有者がわからないこともあります。
相続が発生し、名義が遠い親戚に変わった、
新しい所有者に名義を変えていない
登記情報に住所は記載しているが住んでいない、
など連絡先がわからないケースは多くあります。
私もそのようなご相談を
いくつかいただいていますが、
なかなか今の所有者にたどり着けず、
そのままどうにもならない状態が
続いているお話もあります。
これが今日本で問題視されている、
空き家・空き地問題の根源になっていることです。
迷惑空き家の所有者と
連絡がつかないとどうなるか?
・地震や台風で空き家が壊れて、
自分の家に被害が及ぶ、
・隣との境界確認ができない、
・草木が自分の土地に伸びてくる、
といった事態が起こり得ます。
仮にそのままの状態で
売ったり、貸したりしたら、
買った人、借りた人にも影響が出ます。
状況によっては、売った後、貸した後に、
売主、貸主に責任を問われるケースもあります。
要するに、
自分にも直接の被害があり得るということです。
そうならないためにも、
隣地が迷惑空き家になっていたり、なりそうなら、
今のうちから所有者に連絡をとる、
連絡先がわからなければ調べる、
そうした行動はした方が良いでしょう。