あなたの実家は法律違反していませんか?
子供の頃に遊び、学び、育った
あなたの実家は、どんなところにありますか?
例えば、
路地の突き当たりだったり、
家の前の道が狭かったり、
敷地いっぱいに家が建っていたり、
そんな子供心をくすぐるような
場所ではありませんでしたか?
実はそのような家は、
法律違反している場合があります。
家を建てるときは、場所によって、
道路の幅や建てられる家の広さが
法律で決まっています。
30年、40年くらい前の家には、
こうした法律を無視して
建てられた家が結構あります。
では、
このような法律違反している家は、
何が問題なのでしょう?
まず、その家を買う人は、
住宅ローンを使えません。
真っ当でないものに、
金融機関はお金は出さないからです。
住宅ローンが使えないということは、
その家は手持ちのお金でしか
買えないということです。
金額にもよりますが、
家を買うのに住宅ローンを使わず、
手持ちのお金だけで買う人は、
それほど多くはありません。
家を買う人にとっても、
無理して貯金を崩さず、住宅ローンも使って、
もっと条件のいい家を検討することでしょう。
また、法律違反していると、
本当に安全な家かどうかがわかりません。
今新築される家は、建てる前と建った時に、
法律や安全の基準にあっているかをチェックします。
その基準にあっていると、
お墨付き(検査済証)が出るのですが、
それがあると、
一定の安全が確保されていることの
証明になります。
地震や台風など、最近は大きな災害が
たくさん起こっていますから、
お墨付きがあるのとないのとでは、
その家を買う人の安心の度合いが
違ってきます。
そうなると、お金の問題ではなく、
家を買おうとしている人の検討から
外れる可能性が高くなります。
結果、なかなか売れない物件になり、
空き家のまま時間が経つことになります。
家族や身内に不動産業界の方がいれば、
法律違反の家をこれからどうするか?
考えられると思いますが、
知らずに相続して、
後で知ったということも少なくありません。
昔は法律違反しているとわかっていても、
無理やり広く建てて、売っていたことが、
よくある時代でもありました。
その時に建てられた家は、
今売ったり建て替えたりすると、
思うようにいかない場合も多くあります。
あなたの実家が今の法律に違反していないか?
一度不動産や建築に詳しい人に聞いて、
ぜひ確認してみてくださいね。