【廃校の利用方法】何が地域に望まれていますか?
このお彼岸の3連休は、
子供の卒業式前、最後の連休になる人も
多いことかと思います。
新しいステージに向かう子供たちには
ぜひ学校での最後の週を、
悔いのないよう過ごして欲しい、
そう願っています。
子供が少ない今の時代、
小学校、中学校を卒業することによって、
生徒数が少なくなっていく学校も、
増えてきました。
廃校になる学校も目立つようになり、
地方部、都市部を問わず、
大きな問題になってきています。
各自治体も、すでに廃校となったり、
将来廃校になりそうな学校の活用方法を
いろいろ考えています。
私もそうしたご相談を
いただくことがありますが、
こうした廃校は
具体的にどう活用したらいいのか?
さまざまな使い方が考えられますが、
まず考えなければならないのは、
その地域のためにどう貢献できるのか?
ということです。
一般の不動産と違い、
その地域の人達が皆知っている学校です。
企業の利益だけを考えては、
地域の理解は得られませんし、
活用も思うようにさらないでしょう。
まずは
その地域で必要とされていること、
困っていることは何か?
それを知ることが先決です。
高齢の方が多くなり、
そのケアをもっと充実させたい、
そのようなお悩みなら
医療介護関係の活用が有効ですし、
起業家を増やして街を活性化させたい、
そのような想いなら、
コワーキングスペースなどが有効、
といったように、
その地域のお困りごとやなりたい将来を
確認することでしょう。
また、その地域の人だけでなく、
周辺の地域の人からの意見も大切です。
こんな施設ができたらいい、
うちの地域にはない、こんな場所が欲しい、
などなど、
周りからみた意外なニーズもあることでしょう。
地域の人が何を望み、
周りからは何が望まれているのか?
こうしたリサーチは何をするにも必要です。
多くの人が学んだ小中学校ですから、
卒業した先輩も、納得し、理解してもらえる、
そんな廃校の活用方法を目指したいですね。