【実家の活用時期 その2】定年退職後の収入を実家で補ってみませんか?
実家の活用時期について、
もう一つ事例を挙げてみます。
昨日と同じ以下の事例です。
【家族構成】
夫 52歳 会社員(65歳定年)
妻 50歳 専業主婦
長男 21歳 大学3年生
長女 18歳 高校3年生
【実家の概要】
昨年、夫が実家を相続し、
空き家のまま放置している。
昭和54年新築(築42年)一戸建て。
売却相場 約500万円
家賃相場 約4万円/月
まず、家族の年齢を並べてみます。
本日は、少し後半の年齢です。
夫 妻 長男 長女
60歳 58歳 29歳 26歳
61歳 59歳 30歳 27歳
62歳 60歳 31歳 28歳
63歳 61歳 32歳 29歳
64歳 62歳 33歳 30歳
65歳 63歳 34歳 31歳
簡単にお伝えすると、
夫婦の老後資金の確保に
実家を活用してみませんか?
というお話です。
そのタイミングとして考えられるのが、
60歳時と定年退職時です。
60歳時は、
まず心理的な理由が大きいですね。
年代の節目は、どの年代でも、
何かしら考える時ですが、
その中でも60代は、
シゴトが定年を迎える時です。
間近に迫った老後生活を考えますから、
定年を迎えた時の生活資金は必然と
考えることでしょう。
退職金だけでなく、まだ働ける段階で、
実家を売って手元に現金を残しておく、
そんな老後資金の準備も考えられます。
この事例ですと、60歳の時に、
実家は築50年を迎えます。
建物を解体して土地で売る、
空き家を活用したい人にそのまま売る、
そんな選択肢が考えられます。
または、60歳の時に
まだ実家がまだ住める状況なら、
実家を貸して、
定年前に収入源をつくっておく、
というのも考えられます。
実家が古くなって貸せるの?
と心配されるかもしれませんが、
人が住んでいれば建物は長く持ちます。
60歳と言わず、
もっと早くから、貸し始めれば、
メンテナンス費用も節約できるでしょう。
そして定年退職の時に売却する。
定年退職時には、この事例では、
実家は築55年です。
人が住んでいるとはいえ、
建物の老朽の状態は
気にかかることでしょう。
実家の状態と
老後の生活が始まることを考えると、
定年退職のタイミングは、
実家を活用を考える時ではあります。
アラフィフの段階で、
もうすでに老後が迫っているのを
感じているとは思います。
60歳まで、
もうあと10年を切っている今、
老後の生活も、少なからず、
考え始めていることでしょう。
収入がなくなるタイミングを意識して、
今から実家の活用を考えてみてださいね。