【実家の活用時期 その1】子供の進学は、動かせないタイミングです。
昨日は、実家の活用時期について
家族のライフイベントから
考えることをお伝えしました。
本日はそれを以下の事例で考えてみます。
【家族構成(今年の年齢)】
夫 52歳 会社員(65歳定年)
妻 50歳 専業主婦
長男 21歳 大学3年生
長女 18歳 高校3年生
【実家の概要】
昨年、夫が実家を相続し、
空き家のまま放置している。
昭和54年新築(築42年)一戸建て。
売却相場 約500万円
家賃相場 約4万円/月
まず、
今年から5年後までの家族の年齢を
並べてみます。
夫 妻 長男 長女
52歳 50歳 21歳 18歳
53歳 51歳 22歳 19歳
54歳 52歳 23歳 20歳
55歳 53歳 24歳 21歳
56歳 54歳 25歳 22歳
57歳 55歳 26歳 23歳
来年長女が大学進学の予定だとします。
来年は長女の入学金や授業料のほか、
長男は大学4年生なので、
ダブルで学費がかかることになります。
これに備えて、
貯蓄や資産があれば良いですが、
もしこの時に相続した実家があって、
相場の500万円で売れれば、
それを教育資金に充てることができます。
ここが売却のタイミングの一つです。
または、
長女が大学を卒業するまでの4年間、
実家を相場の4万円で貸せれば、
毎月の収入を増やし、
生活費や学費を補填することができます。
これが実家を貸すタイミングの一つです。
この事例での
長女が大学入学するタイミングは、
ほぼ予定がたちますので、
いつか、きっと、そのうち、
というわけにはいきません。
むしろ、
長女が生まれた時から予定がたち、
動かせないタイミングでもあります。
子供の教育に一番お金がかかる時に、
実家を活用して教育資金をつくる、
このタイミングは、
実家を活用する時期として、
具体的に考えていきたいですね。