【地主さんの実家】自分の土地がどこにどれだけあるか?知っていますか?
先日、学生時代の友人から、
久しぶりに連絡がありました。
もう何年も会っていなかったですが、
実家のことで
これからどうしたら良いか?
と考えていたら、
昔の私の名刺を思い出し、
連絡をくれたとのことでした。
学生時代は、
気にも止めませんでしたが、
あらためて話を聞くと、
その友人の家は、
先祖代々続く地主さんだそうで、
メディアで空き家や空き地が
問題になっているのをみて、
将来、実家をどうしようか?
考え始めたとのことでした。
地主さんはその名の通り、
土地の主ですから、
その地域で広い土地を持っています。
実家の建物も大きいですが、
所有している土地も広いので、
建物よりも土地をどうするか?の方が、
大きな問題になります。
維持管理や税金、借地人との関係など、
多くの土地のお悩みを抱えている中で、
次の世代にどう引き継ぐか?
というのも大きな問題です。
相続対策や納税対策など、
いろいろ考えることはありますが、
まずやらなければならないことは、
所有している土地の確認です。
どこにどんな土地を所有しているのか?
それは誰が使って、管理しているのか?
など、確認することが最初の一歩です。
現状を確認しなければ、
何の対策をしようにも、
その手段を考えることはできません。
言葉にすると簡単ですが、
地主さんからすれば、
今の土地の状況を確認するだけでも、
大変大きな作業になります。
家が建っている場所のほか、
田畑や山、道路であったり、
それが、
崖地や傾斜地だったりすることもあります。
こうした所有している土地の確認は、
役所で「名寄せ台帳」というものを
確認するとわかります。
親が地主で、土地が親名義になら、
親が所有している土地の一覧が確認できます。
※所有者本人か代理人でないと確認できません。
地方部だと、
先祖代々受け継いできた
田畑や山もかなり広いので、
どこからどこまでが自分の土地なのか、
分からないことも多くあるでしょう。
大変な作業ではありますが、
まずはどこにどれだけの土地があるのか?
しっかり確認してみてくださいね。