人里離れた家を求める人たちとは?
先日、
東北地方のある古い空き家の活用について、
ご相談をいただきました。
話の経緯から、
建築設計の担当者も同席して、
ご相談者のお話を伺いました。
ご相談の内容は、
広い田畑や山がある実家を
どうしたら良いのか?
というものです。
先祖代々から伝わる土地ではあるものの、
年間の維持管理費がかなりの金額なので
どうにかならないものか?
とのご相談でした。
周囲は家が点在するような地域で、
人があまりいないのでどうしたものか?
と皆で考えました。
具体的に何をどうするかまでは、
決まりませんでしたが、
同席した建築設計の担当者から、
ヒントになる意見がありました。
それは、
人がいないと
不便で人気がないと思われがちですが、
人がいない方が都合の良い人たちがいる、
ということです。
具体的には、
音を出す職業の人で、
音楽家、彫刻家、木工関係者など
が該当するそうです。
確かに、そのような人たちは、
素人目にイメージしても、
音が出ても迷惑にならないところを
求めていそうですよね。
ということは、
人里離れた場所の家でも、
ニーズはあるということです。
広い田畑や山を持っていても、
それを好む人、必要とする人、
都合が良いと思う人がいるわけです。
うちは田舎だから、、とか、
辺鄙な場所だから、、とか言って、
売れない、貸せないと
決めつけている人を時々見かけますが、
どんな家でもニーズはあるのです。
あとは告知やアピール方法の問題です。
周りに家がないような実家あれば、
人がいないからこその強みを活かして、
実家の活用方法を
イメージしてみてくださいね。