【路線価発表】外国人頼りの地価にならないようにすることも、必要ではないでしょうか?
一昨日、
令和2年度の路線価が発表されました。
◉路線価・評価倍率表(国税庁)
路線価は、
相続税や贈与税を算出するもとになる
土地の価格で、
毎年1月1日時点の路線価を、
国税庁が7月1日に発表しています。
したがって、今回の路線価は、
コロナの影響を受ける前の土地の価格が
反映されています。
あるメディアによると、
外国人観光で有名な場所である
浅草や北海道のニセコ周辺などは、
前年より
地価が上がっているにもかかわらず、
観光客が戻らなかったり、
外国人客がほぼいなくなったりとのことで、
矛盾した状態を報道していました。
新宿などの都心部を
歩いていてもわかりますが、
確かに外国人が激減しているのは
肌感覚でもわかります。
外国人がたくさん来て、
地価が上がってきたなら、
外国人が全く来なくなったら
地価は下がるだろうというのは、
今の日本の外国人頼みの状況であれば、
容易に想像がつきます。
言ってみれば、日本の地価は、
外国人に左右されているとも言えるでしょう。
少子高齢化、人口減少で、
これからさらに外国人の位置付けは
大きくなります。
コロナの影響で、訪日外国人がいなくなり、
それによって地価が下がるようならば、
外国人にばかり依存しない取り組みも
必要になってくるのではないかと私は思います。
9月下旬頃には、7月1日現在の地価として、
基準地価が発表されますが、
この地価が
コロナの影響を反映したものになります。
コロナがどのくらい地価に
影響を与えているかを把握して、
外国人頼みにならない実家の活用も
これから考えていきたいところですね。