緊急事態宣言下で、中古住宅がどれだけ動いているのか?〜中古住宅取引の新しい指標ができました〜
史上初めて、
緊急事態宣言が出された4月も、
本日で終了です。
明日から5月ですが、
5月6日の緊急事態宣言の期間を
1ヶ月程度延長させるとの見解が
発表されましたね。
日々発表されている感染者数や、
街中の様子や日常生活を考えても、
まだまだ解除には
程遠いというのは実感します。
外出自粛、巣篭もり生活は
当分続くでしょうが、
多くの方々が
新型コロナウイルスと戦っています。
元どおりの日常を取り戻すべく、
今後も緊急事態宣言の要請には
従っていきたいと思います。
さて、そんな中、国土交通省から、
中古住宅の取引状況について、
新しい指標が初公表されました。
〇既存住宅販売量指数を初公表(試験運用)
~平成20年1月~令和2年1月分
における登記データを元に指数化を実施~
(国土交通省HPより)
難しい言葉が並んでいますが、
わかりやすくいうと、
中古住宅の名義が
どれだけ変わったかを調べて、
中古住宅の取引が
どのくらいされているのを把握する、
ということです。
細かい内容まで
把握することはありませんが、
中古住宅がどれだけ流通しているか?
を理解する資料だと思えば良いでしょう。
ちなみに
今回初公表されたデータによると、
令和2年1月の中古住宅の取引は、
前月比で2.8%増(戸建住宅・マンション)
との結果でした。
このデータは、
月末に3ヶ月前分を公表するので、
緊急事態宣言下の4月の取引状況は、
7月末に出てくることになります。
コロナの経済への影響は、
しばらく続くでしょうから、
これから実家を売却しようとするなら、
参考にしておきたい
データの一つではありますね。
4月の日本の状況を振り返り、
7月に出てくる指標を見て、
実家をこれからどうするのか?
売るのか?貸すのか?現状維持なのか?
判断する材料の一つにすると
良いかと思います。