【心のレガシーをつくりたい!】パラ五輪メダリストに学んだ、実家への想いの残し方
昨日、私が住む東京都東村山市で、
以下のシンポジウムが開催されました。
◉5市市長が語る
地域自治体連携シンポジウム
このシンポジウムは毎年解されていて、
今年で第9回目になります。
開催の東村山市をはじめ、都内多摩エリアの
調布市、福生市、東久留米市、武蔵野市
の各市長が集まり、
オリンピックイヤーの今年、
各市でどんな取り組みをされるのか?
レガシーをつくるのか?
について発表されました。
それに先立ち、
東村山市在住のパラ五輪メダリストの方から
基調講演がありました。
シドニー五輪車椅子バスケットボールで
銅メダルを勝ち取った上村知佳氏から、
障がい者スポーツへの想いや考え方、
今後の取り組みなど、お話しをいただきました。
ご自身の経験の中での苦悩や気づき、
パラ五輪への想いなど、
私自身にも突き刺さる言葉やエピソードがあり、
貴重な体験、お考えを拝聴いたしました。
東京パラリンピック開催をきっかけに、
「多様性の尊重」
「心のバリアフリー」
「共生社会の実現」
を目指したい、
障がい者への理解、接し方は、
決して特別なことではなく、
普通のことなんだよ、
そう思える社会を築きたい、
その上村さんの言葉と想いには、
障がい者の兄弟がいる私にとって、
強く共感しました。
その中でも、最も印象に残った言葉が、
「心のレガシーの構築」
というお言葉でした。
東京パラリンピックを
2020年だけのイベントで
終わらすのではなく、
東京パラリンピックがきっかけになり、
障がいを持った人への理解を深め
障がい者との共生社会を作ろう、
そんな想いを
お持ちでいらっしゃいました。
「心のレガシー」
この言葉には響きましたね。
実家の空き家対策も、
まさにこれに置き換えることが
できるのではないでしょうか?
想い入れがあって、何もできない、
そういった声をよく耳にしますが、
これは、
「実家への想い」を
「心のレガシー」にまだしていない、
そう直感的に感じました。
レガシーとは、
広い意味で物理的・精神的な遺産と
捉えられていますが、
実家という存在も、
まさに遺産そのものです。
この物理的遺産を
心の遺産にどうしていくのか?
家はいつかは朽ちるものです。
実家はいつかなくなるもの、
であれば、
その実家をどう自分の気持ちに
残すことができるのか?
実家の空き家対策とは、
そういうことではないか?
上村さんの講演を拝聴して、
そう私は感じました。
東京オリパラをきっかけに、
実家という存在を、
不動産という物理的な面だけでなく、
「心のレガシー」にできるよう、
気持ちを新たに、
実家の空き家対策に
取り組んでいきたいと想います。