普通の人の、土地価格の見方・使い方〜その1〜
7月1日、
今年の路線価が発表されましたね。
◉財産評価基準書
路線価図・評価倍率表(国税庁)
自分が住んでいる場所や
実家がある場所は、
いくらくらいの土地値なのか?
気になるところですよね。
そもそも路線価とは、
相続税や贈与税の計算に使われる
土地の価格を言います。
日本の土地の価格には、
以下の4種類があり、
このうち路線価は、
公示価格のおおよそ80%が
目安になっています。
・実勢価格
実際に取引されている価格
・公示価格
国が取引の指標として出している価格
・路線価
相続税、贈与税を算出するための価格
・固定資産税評価額
固定資産税・都市計画税を算出するための価格
今年の路線価は、4年連続の上昇で、
特に観光客の増加で
沖縄の上昇率は突出しています。
その他東京、宮城などが上昇していますが、
全国的には半数以上の県で下落していて、
上昇率の高いエリアが、
全体の路線価を底上げしている様子ですね。
各地の路線価を比べると、
日本全体の不動産市況の概略が
読み取れます。
ただ、
こうした各地の路線価の比較や変動率は、
国税庁の路線価のHPを見ただけでは、
掲載されていませんから、
一般には見てもわかりません。
(私もわかりません。)
各メディアで、
前年度との変動率や、
上昇、下落エリアの順位などを、
前年度との変動率や、
上昇、下落エリアの順位などを、
発表されているので、
そういった報道を複数見て、
今の日本の不動産のトレンドを
概略で掴むといいでしょう。
あと路線価にはもう一つ、
大きな利用の仕方があります。
路線価は、
相続税や贈与税の税額計算に
使われますが、
それは主に税理士か会計士など、
税金に携わる人が行うことです。
そうした税額計算以外に、
一般の人が路線価のHPを見て、
実際に利用できる使い方があります。
次回はその使い方について、
お伝えしますね。