「住みたい街ランキング」から読み解く、売れる家、貸せる家の条件。
先日、
事務所のある吉祥寺の近くで、
「住みたい街ランキング」
の特集記事がある
フリーペーパーを手にしました。
吉祥寺というと、
「住みたい街」の上位を連ねる街として、
全国的に有名なところですが、
年々、
各エリアの行政の取り組みや
街の人々の地元愛によって、
「住みたい街」にランクインする街も、
だんだん変わってきました。
ちなみに今年4月に発表された、
「住みたい街ランキング(関東)」
のベスト3は、
1位 横浜
2位 恵比寿
3位 吉祥寺
となっています
◉住みたい街ランキング(関東)
※SUMO HPより
かつては、
住みたい街の「不動の1位」を誇った
吉祥寺でしたが、
時代の移り変わりとともに、
人のニーズが変わり、
そして、そのニーズに合わせて、
選ぶ住みたい街も
変わってきているのでしょう。
このランキングの付け方には、
一定のルールはもちろんありますが、
こうした住みたい街に挙げられるには、
一体どんな理由があるのでしょうか?
吉祥寺を例に挙げると、
よく言われる住みたい街の理由には、
以下のようなものがあります。
・新宿、渋谷のターミナル駅から、
電車で20分程度の距離にあり、
都心へのベッドタウンとして便利。
・昔からの古き良き商店街、
大型商業施設、話題性のあるお店、
などが多数あり、老若男女が楽しめる。
・駅前には、賑やかな街並みとともに、
人の心を癒す大きな自然がある。
(井の頭恩賜公園)
まとめると、
・都心へ出るのに便利で、
・賑やかで人が集まり、
・自然と街の活気のバランスが良い
といったことになるでしょう。
この条件は、吉祥寺に限らず、
その他に選ばれた街にも
少なからず共通している部分はあります。
また、この他にも、
・子育てに良い住環境
・職住近接が実現できる
・老後の生活に便利
といったことも、
選ばれる大きな理由に
なっていることでしょう。
こうした
住みたい街に選ばれる条件は、
空き家の実家を
売ったり、貸したりするときにも、
大変参考になります。
もちろん、
都市部の街の条件とは、
まるで違う場所も当然ありますが、
「人が何を求めて
この場所に住むのか?」
を考えることは、
都市部も地方部も同じことです。
住みたい街ランキングに入る理由や
各街の良いところをチェックして、
それが、
自分の実家があるエリアに
置き換えできないか?
アピールポイントにならないか?
ということは、
実家を売ったり、貸したりするときには
ぜひ考えていただきたいことです。
住みたい街ランキングを見て、
自分に所縁のある街に、
一喜一憂するだけでなく、
「なぜ住みたいのか?」
を読み解いて、
実家の活用のヒントに
繋げていけるといいですね。