常識を疑う、「和室の押入れ」の衝撃的な使い方
あなたの実家の和室の押入れは、
どのように使っていますか?
押入れ=収納
ですので、
布団やその他諸々の家庭用品を入れて、
和室の片付けに利用していることと思います。
戸建、マンションに限らず、
収納スペースが多さを、
マスト条件にしている賃貸希望者は多いので、
和室の押入れも何かと重宝するものです。
そんな中、今ご紹介しています以下の物件では、
和室の押入れを収納だけにとどまらない
リノベーションを行っていました。
【三鷹調布ビンテージハウス】
※募集終了次第、非公開となります。
こちらがその押入れです。
とても和室の押入れの様子は
感じられないですよね。
普通押入れの奥行きは
半間(畳の短い方の長さ)ですから、
おそらく奥に何か別のスペースがあり、
そこと和室にあった押入れをくっつけて、
このウォークインクロゼット風の押入に
リノベーションしたのだと思われます。
私が注目したのは、
この押入れの中段の高さと
ゆとりあるスペースが、
パーソナルスペースとして
利用できる
利用できる
ということです。
具体的には、
押入れ内の中段が机になり、
パソコンスペースとなって、
書斎やオフィスデスクのように
利用できるということです。
襖を取ってしまえば、
まさしく和室と一体になった
パーソナルスペースであり、
オフィススペースです。
和室は応接に利用できるので、
来客等の際は襖を閉めて、
このスペースを隠してしまえば、
昔ながらの味わいのある和室に
簡単に戻ります。
なぜこんな押入れにしたのか、
先代の意向はわかりません。
おそらく広い収納スペースにしたい希望が
あったのかと察します。
リノベーションした時代からすると、
まだ今ほどPCが幅広く
普及されていた時代ではありませんから、
パソコンスペースなどといった
発想はなかったでしょう。
時が経ち、
新しいニーズが生まれたので、
この和室の押入れの使い方に
幅が出てきたのです。
もっとも、
これだけ広い押入れスペースを
確保するのは難しいことです。
しかしながら、
この押入れのリノベーション事例が
教えてくれることはのは、
必ずしも、
押入れ=収納ではない
ということです。
世の中の常識や思い込みを疑ってみれば、
意外といけてしまう発想もあるものです。
この他にも、
和室の押入れの使い方やリノベーション方法は
まだまだたくさんあるはずです。
ここに住まわれる方がどんな人なのか?
細かいところまでイメージして、
住む人に喜ばれる、
和室の押入れをアレンジしてみてくださいね。