建て替えできない家を販売するときの「大きな欠点」とは?
昨日は
建て替えできない土地について
販売方法の基本をお伝えしました。
建て替えできない土地は、
◯建て替えできる
隣の土地と一緒に売る、
◯隣の人に買ってもらう
の2点が基本ですが、
この考え方には大きな欠点があります。
それは、
隣地の人の意思を考えていない
ということです。
逆を言えば、
隣地の人に売るというのは、
売る側の考えだけであり、
売る側の意思では、
何もできないということです。
建て替えできない土地で
最もメリットがあるのは、
地続きである隣地の人ですが、
必ず買ってくれる
保証はどこにもありません。
「今の広さで用は足りている。」
「買ってもいいけど、お金がない」
「いつか欲しいけど、今はいらない」
と言われることの方が多いでしょうし、
これらの理由で隣地の人が、
「買わない」と言ったら、それで終わりです。
それでも売りたいというなら、
買う人が現れるまで
待つことになりますが、
建て替えできない土地ですから、
いくら安くしたところで、
簡単に売れるものでもありません。
日本の不動産は必ず売れます。
いつかは必ず売れますが、
それがいつなのか?
それがいつなのか?
指をくわえて待っているだけでは、
いつ売れるかわかりませんし、
維持管理費を払っているだけで、
むしろ、その分、
「売れる金額が下がっていく」こと
にすぎません。
そもそも、
建て替えできない家とはいえ、
資産の一つですから、
活用しない手はないと、私は考えます。
隣地の人への売却を期待するのは
建て替えできない家を売る、
基本的な考えの一つですが、
「たられば」の、
不確かな期待だけに頼るのではなく、
戦略を立てて、自分の意思で、
売りたい時に、売れる販売する方法も
考えていくべきでしょう。