「空っぽ」にするのは、「残置物」だけではありません。
昨日は、
「片付け」と「残置物撤去」の違い
についてお伝えしました。
「残置物撤去」は
契約条件に従い、
明け渡しの期日までに、
室内外に置き残されているものを、
撤去する作業です。
残置物がなくなると、
家の中は空っぽになりますが、
もう一つ、
空っぽにすべきことがあります。
空っぽにすべきことがあります。
それは、
「家に住んでいる人」です。
このブログは実家がテーマなので、
「家に住んでいる人」とは、
両親や兄弟などの、
身内が該当すると思います。
簡単にいうと、
「明け渡し期日までに
出ていってもらう」
出ていってもらう」
ことです。
契約上は
「立ち退き」や「退去」
と表現されます。
※「立ち退き」や「退去」という言葉は、
アパートなどを借りてもらっている人に
出ていってもらったり、
競売等で不法に住んでいる場合に
強制的に出ていってもらうときに
よく用いられますが、
一般的な住居を空で渡す場合も
「退去」という表現は使われます。
ここで注意すべきことは、
「次の住まいの確保」と
「住民票の異動」です。
当然のことながら、
次の住まいが見つからなければ、
売却しようとする実家は
空っぽになりませんので、
明け渡しまでに、
引越しをしなければなりません。
また空っぽであっても、
住民票が残っていては、
売却した実家に
まだ生活拠点をおいているという
証になってしまいますから、
住民票も明け渡しまでには、
次の住まいに
異動させなければなりません。
「売るのだから、出て行くのは当然」
と一般的には思われることですが、
いざ、実家に人が住んでいる状態で、
次の住まいを探すとなると、
思った以上に高いハードルがあります。
次回は、
この「退去」にあたっての注意点を
もう少し詳しくお伝えしますね。