マイホーム借り上げ制度〜家賃保証は慎重に考えよう〜
昨日は空いた実家の活用方法の一つとして
「マイホーム借り上げ制度」を
ご紹介させていただきました。
「マイホーム借り上げ制度」を
ご紹介させていただきました。
「マイホーム借り上げ制度」を行っている
一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)
のホームページには、
この制度の特徴として、
のホームページには、
この制度の特徴として、
以下の6項目が記載されています。
【マイホーム借り上げ制度の特徴】
1、借り手がつかない時も賃料を保証。
(査定賃料の85%)
安定した賃料収入が見込める。
2、入居者とは3年の定期借家契約のため、
再び家に戻ることも可能。
3、JTIが制度利用者に代わり
責任を持って転貸する。
4、万一に備え国の基金があるから安心。
5、賃料収入で返済する
JTI提携ローンを利用することが可能。
6、ハウジングライフ(住生活)
プランナーがサポート。
詳細はこちらをご覧ください。
◉マイホーム借り上げ制度とは?
こう見てみると、
借り手がつかなくても、
賃料(家賃)が入ってきて、
いずれまた住みたくなった時にも
戻ってこれて、
いいことづくしの制度に見えますよね。
この特徴の中で、
私は気になる部分があります。
それは、家賃保証のところなのですが、
「本当にずっと
家賃を保証してくれるのか?」
家賃を保証してくれるのか?」
ということです。
家賃の保証については
こちらに詳細が記載されています。
こちらに詳細が記載されています。
家賃保証の金額は毎年見直し、
変更があった場合のみ
制度利用者に書面で連絡する旨が
記載されています。
この「家賃保証」という制度、
国の後ろ盾があるので、
大丈夫だとは思いますが、
家賃保証に関わるトラブルは
昔からよく耳にします。
よく耳にするのは、
当初予定していた保証金額よりも
かなり安くなってしまい、
予定した収入が
入ってこなくなってしまった
という事例です。
最近でもシェアハウスをめぐり、
予定されていた保証家賃が
入ってこない事件も起きていて、
入ってこない事件も起きていて、
家賃保証に疑問を持つ方も
少なくないでしょう。
このマイホーム借り上げ制度は
毎年見直すわけなので、
長期の契約になればなるほど、
保証される家賃が変わってくる
リスクはあります。
他の収入があってそれで生活ができるなら、
入ってくる収入が低くなるだけで済みますが、
その保証された家賃をあてにして、
ローンを返済したり、
生活をしているような場合は、
日常生活に支障をきたす
事態になってきます。
最初にあげた6つの特徴の5にある、
賃料収入で返済する提携ローンについて
記載がありますが、
こうした保証家賃をあてにしたローンは
要注意です。
ケースは違えど、
家賃保証してくれるからと
長期のローンを組んで、
途中で保証家賃が低くなったり、
家賃保証ができなくなったりして、
ローンの返済ができなくなったという
事例はよく耳にします。
事例はよく耳にします。
国が関わっているとはいえ、
少子高齢化が進み、
人口が減っていく日本ですから、
賃貸住宅をめぐる状況も
今と同じというわけではありません。
この「マイホーム借り上げ制度」は
空いている住宅を有意義に利用するのが
大きな目的で、
不動産投資家や不動産会社のように、
営利を目的とした不動産収入を得ることが
最大の目的ではありません。
一見すると
家賃保証は「安心」に見えますが、
決してこの「保証」に
大きく頼ることがないような
生活や家計を前提として、
このマイホーム借り上げ制度を
検討していただけたらと思います。