ゴールからの逆算で、実家の活用を考えよう。
空き家対策の情報は
様々なメディアで、様々な活用方法が、
日々、発信されています。
賃貸住宅・シェアハウス・民泊、
高齢者施設・古民家カフェなど、
地域や物件の状況に合わせて、
有効な活用方法は多数あります。
これらの情報は
空き家対策の「方法・手段」ですが、
いくら良い方法があっても、
空き家を所有している人が
空き家を活用したいと想わなければ、
全く意味のないものです。
不都合がないと、なかなか空き家を
どうにかしようとは動かないことを
前回お話ししましたが、
要は「動機」がないと
人は動かないということです。
この動機にも二つあります。
一つは、前回お伝えしたような
不都合なことを
回避しなければならない動機です。
余計なお金がかかる、
人に迷惑がかかる、といった場合であり、
どちらかというと、
いやいや動かなければならない動機です。
もう一つは、
「人生を豊かにする動機」
です。
例えば、
実家を売って、
マイホームを購入の頭金にしよう!
老後資金に備えよう!
住宅ローンを返済して、
生活費にゆとりを持ちたい!
起業資金に充てて、独立しよう!
実家を貸して、
年金にプラスして、
老後の生活費に当てよう!
子供の学費に当てよう!
毎月家族でリッチな食事をしよう!
海外旅行資金を作ろう!
など、
豊かなライフプランを実現しよう!
とする動機です。
メディアの情報を見ていると、
「空き家を持っているとこんなことが問題だ」
というような、
マイナスの情報ばかりが目立ちますが、
同じアクションを起こすなら、
皆が幸せになれる、
ワクワクするようなことの方が、
いいですよね。
私は空き家対策の根本的な解決は、
空き家を持っている人の
心を動かすことだと想っています。
その為には、
空き家の活用方法を伝える前に、
自分が将来どうなりたいのか、
それを明確にすることが
先決だと考えています。
なりたい自分や人生を明確にして、
それを実現する為にはどうしたらいいのか?
その為にはいつ、どのくらいのお金が必要で、
その為に空き家となっている実家を
どう活用したらいいのか?
言い換えると、
「ゴールからの逆算」
で考えることが大切だと想っています。
自分の幸せをつかむ為、
人に幸せを与える為に、
実家を活用する。
そう考えたら、
想い入れある実家にも、
動いてもらいたくなりませんか?
そんな意識・想いの変化が、
空き家問題の解決にも
つながっていくものと、
私は信じております。