建て替えできない家の将来は?
前回は建て替えできない家について、
お伝えしましたが、
こうした建て替えできない家は
将来的にはどうしたらいいのでしょうか?
1、隣に売る。
そもそも建て替えができず、
築年数が40年も50年も経っている家を
住むために買う人は、そうはいません。
従って売るとしたら金額も相当安くなり、
相場の半額以下になることも多いです。
こういった物件を買って
メリットがある人は誰か?
それは
隣の土地の所有者です。
どんな場所であっても、
地続きであれば買った人にとっては
メリットはあります。
・土地が広くなって、陽あたりが良くなる。
・将来2世帯住宅などの
大きな建物に建て替えできる。
・車庫スペースができる
などなど、土地の形にもよりますが、
自分の土地が広くなるので、
そのメリットは大きいでしょう。
しかも相場の半値で買えるなら、
これほどお得なことはありません。
建て替えできない家を売るなら、
まず最初は、
隣の土地の所有者に当たるのが基本です。
2、隣を買う
建て替えができない土地は、
結構隣や周辺に同様の
建て替えできない家があるものです。
そもそもなぜ建築ができない場所に
建物が建っているかが
不明なところではありますが、
仮に隣も建て替えができない土地の場合、
それを購入できると、
普通に建築できる土地に
なることも結構あります。
または建て替えができる状況になる分だけ、
土地を譲ってもらうことも考えられます。
隣を買うことで、
通常の建て替えができるようにして、
建物を新築したり、
相場の金額で売却したり
することができます。
いずれも建て替えできない土地の
将来的なことを考えときには、
基本となる考え方ですが、
最大のネックは
隣の土地の所有者の意向に
左右されることです。
上記に挙げた方法は、
売るにしても、買うにしても、
隣の所有者に理解してもらえないと
進まない話です。
特に買ってもらう話の場合は、
相手の経済状況にもよるので、
いくらメリットを理解してもらえても、
先には進みません。
それでは、
他人の意思に左右されず、
建て替えできない家を
利用するにはどうしたら良いか?
次回に続きます。