【実家レンタル】一戸建てにしかできない、DIY賃貸のメリットとは?
【実家レンタル】の二つ目の柱、
「借主負担によりDIY賃貸借」
についてお伝えしています。
(3回に分けてお伝えします。)
【実家レンタル】
1、売却を前提とした賃貸活用
2、借主負担によるDIY賃貸借
→今日はこの続き!
3、期限を定めた定期借家契約
「DIY賃貸借」とは、
「借りる人の好きなように
リフォームできる、
賃貸物件の貸し方、借り方」です。
具体的には以下のような内容での
賃貸になります。
※国土交通省発行
「個人住宅の賃貸活用ガイドブック」より抜粋
http://www.mlit.go.jp/common/001039342.pdf
◉入居前修繕
・現状のまま(故障はなく通常生活は可能)
または
・借主が実施またはそのまま放置
(躯体などを除く)
◉入居中修繕
・借主が実施またはそのまま放置
(躯体等は貸主)
◉DIYの実施
・借主負担で認める
◉造作買取請求
・認めない。
(残置するかどうかは双方にて協議)
◉退去時の原状回復
・DIY実施箇所は免除
簡単にいうと、
◉借主負担で好きなように
リフォームしても良い。
◉リフォームした箇所は
そのままにして退去して良い。
ということです。
例えば、賃貸アパートやマンションですと
以下のような工事が考えられます。
・壁紙を好きなデザインのものに貼り替え。
・壁に棚を造りつける。
・押入れをクロゼットに変更。
・扉を好きなものに変える。
・和室を洋室に変更。
・床、壁、天井などの素材を変更
アパートやマンションなので、
室内のリフォーム工事に限られますが、
これが空き家の一戸建てだと、室内のほか
外部や敷地部分まで
借りる人の好きなようにできる
ことになります。
例えば、以下のような大掛かりな工事も
借主負担でできることになります。
・外壁を好きな色に塗り替える。
・部屋を増築。
・ウッドデッキを造る
・庭を駐車場に変更。
・敷地内に好きな植栽を植える
・給排水の配管の位置を変えて、
キッチンや浴室など水回りの位置を変える。
また居住用の一戸建てを、
カフェやシェアハウス、倉庫などのように
1棟丸ごと、
他用途に変更することも可能です。
そしてこれだけの工事をするということは、
借りる側も長期間住んだり、
利用したりすることを考えているため、
「賃貸経営」という視点で考えると、
長期安定の賃貸経営が見込めます。
ライフスタイルが多様化してしてきた現在、
DIIY賃貸によって、
借りる側は、
オリジナルの住まい方や
利用の仕方を実現し、
貸す側は、
費用をかけずに、
安定経営の実現を見込めます。
双方のニーズに沿ったDIY賃貸は、
実家の空き家対策には
有効な賃貸方法であると
私は考えます。