【空き家の防犯】悪意ある情報リストに掲載されないように。
このところ大きな犯罪のニュースが
メディアで連日報じられていますね。
世間の防犯への意識も高くなり、
空き家の実家への防犯も
少なからず意識が高まっていることでしょう。
その犯罪のニュースを見ていると、
情報屋から入手した情報リストによって、
犯行に及ぶ家を特定している、
と報じられています。
個人情報がどうやってリスト化されるのか、
その詳細は分かりかねますが、
安易な個人情報の提供は、
くれぐれもしないように心掛けたいですよね。
空き家についても、
いろいろな情報リストは存在します。
土地や建物の登記情報には、
所有者の住所と名前が掲載されていますが、
その登記情報は誰でも所定の手続きを行えば、
閲覧することはできますので、
空き家や空き地の所有者リストは、
それほど難しくなく作成できます。
必ずしも、
正しい所有者や住所であるとは限りませんが、
その情報をもとに、
インターネット検索やSNSなどを探り、
2次情報、3次情報に繋げていくことは、
それほど難しい作業ではありません。
また、実際の空き家の様子で、
草が生い茂ってたり、
建物が壊れたままになっていると、
ここには何年も人が来ていないとか、
この家は修理しない、もう住まないと
判断されることも多く、
それを情報収集側で独自に評価して、
リスト化していることもあります。
特に郵便物が投函されたまま、
ずっと放置されている場合は、
その家に住んでいた人の名前のほか、
その人の興味や生活に関わることが、
その郵便物からわかってしまうこともあります。
こうしたことから、
空き家や所有者の情報がリスト化され、
悪意ある人のもとに渡ってしまう可能性は
十分にあり得ます。
実家を空き家にしておくことは、
実家そのものだけでなく、
そこからわかってしまう情報もある、
ということを今一度意識して、
実家の空き家対策を考えて欲しいですね。