【人口移動報告発表】数字でみる東京脱出の状況。
1月も本日で終わり、
早くも1年の12分の1が過ぎました。
新年早々、
新型コロナウイルス感染者が急増し、
2度目の緊急事態宣言がでて、
そして今日現在は
感染者高止まりの状態が続き、
緊急事態宣言が、
さらに1ヶ月延長になりそうと
報道されています。
ニュースでみている限り、
年始の感染者急増は、
昨年クリスマスあたりの
人の動きが原因で、
緊急事態宣言後3週間が過ぎた今は、
高止まりとはいえ、
減少の傾向がみられるので、
やはり人の動きがおさまれば、
新型コロナウイルスの感染拡大は、
抑えられるということなのでしょう。
いろいろな意見や考えはありますが、
ことは命に関わることです。
他人事とは思わず、
早く、感染を減らすために、
できる対策、考動はしていきたいですね、
さて、
そんな人の移動が注目されている中で、
先日総務省から昨年の人口移動報告が
発表されました。
◉住民基本台帳人口移動報告
2020年(令和2年)結果
(令和3年1月29日公表)
※総務省統計局HPより。
新型コロナウイルスの影響で、
人の移動に大きな変化があったことが、
統計上、数字上にもはっきり現れています。
東京圏は
25年連続転入超過ではあるものの、
転出超過になった月があったり、
転入超過が過去最低だったり、
過去にない移動結果が出ました。
簡単にいうと、
東京から人が出ていって、
東京に入ってくる人が少なくなった
ということで、
「東京脱出」「東京回避」みたいな
この状態が今も続いているわけです。
今不動産業界は、
コロナバブルと言われるほど、
活発に取引がされていますが、
その原因の一つに、
郊外への移動がある様です。
実家の空き家対策を考えるには、
「東京圏脱出」の動きは、
追い風とも言えるのでしょう。
が、しかし、
緊急事態宣言が長引く中では、
素直に喜べないところもあります。
東京脱出し、その周りの県に人が動き、
感染拡大に繋がっていることも
十分あり得ることです。
今は移動しないことが
最も効果的なコロナ対策です。
感染収束がまだまだ見えない中、
この統計結果と
今の感染状況を付き合わせながら、
今できる最大限の「無移動」は
あらためて心掛けていきたいところですね。