【コロナ疎開自粛】地方の空き家対策の流れが変わりそうです。
昨日のニュースによると、
緊急事態宣言の対象地域から
他の地域へ逃れる「コロナ疎開」について、
自粛の注意喚起を徹底するよう、
全国知事会が国に求めた、
とありました。
簡単にいうと、
「コロナの感染者が多い地域から、
少ない地域に来ないで欲しい」
ということです。
緊急事態宣言が発令され、
日々感染者が
多数増加している状況ですので、
そのような意見が出るのも、
致し方ありません。
「事実上の都市封鎖」とも言えそうですが、
それでも、
この国難を乗り切るために、
必要な手段の一つであるなら、
その要請に従う必要もあるでしょう。
ただ、
実家の空き家対策の目線から考えると、
地方の空き家を求める、
都市部の人の動きを
封じることにもなりそうです。
「コロナ疎開」というわけではなく、
単に「地方の空き家を活用したい」
というニーズはあるわけで、
都市部から地方部に行くことが、
それと一緒にされてしまう可能性もあります。
もちろん、今は、
緊急事態宣言の発令中ですから、
どんな理由があっても、
移動の自粛をすべき、
というのは理解できます。
ただ、
新型コロナウイルスの収束が
いつになるのか?
緊急事態宣言が5月6日に解除されても、
それはまだまだ先のことでしょう。
誰もが予想できないこの非常事態です。
この国難を乗り越えるのが
先決ではありますが、
風評被害にもなり得るような言動は
行政関係者だけでなく、
私たち一人一人、気をつけるべきでしょう。
逆にいうと、
これからの地方の空き家対策は、
都市部からの移住や利用には、
影響が出ることを前提に考えるべき、
とも言えます。
今は新型コロナウイルスから、
命と健康を守ることが最優先事項ですが、
日本の空き家問題は、
大きな問題として継続中です。
実家の空き家対策の流れが変わることも、
今から想定しておく必要はありそうですね。