【厚生労働省調査結果】障がい者のシゴトのために、空き家を活用できないだろうか?
一昨日、
厚生労働省のプレスリリースで、
以下の調査結果が発表されました。
◉国の行政機関の
障害者の採用・定着状況等
特別調査の集計結果
※厚生労働省HPより
昨年、国の行政機関がいくつも、
障がい者雇用の人数を水増しして
問題になっていましたね。
報道での話からすると、
なんとも、
お粗末というか、いい加減というか、
国の中枢を司る機関が
そろって水増ししているとは
どういうことなのか?
腹ただしい限りではありました。
そんな後での調査結果ですから、
いい加減なことはないとは思いますが、
二度とそうしたことがないことを、
願うばかりです。
さて、
昨日発表されたプレスリリースの中に、
「職場等の満足度に関するアンケート調査」
というのがありました。
内容を見ていると、その最後に、
「研修に参加したいが、
移動が難しいため
e-ラーニングでの受講を希望」
という項目がありました。
この中で、
「移動が難しい」
というワードに、ピンときました。
身体に障害を持って移動が困難な方、
怪我や病気で移動が困難な方など、
在宅であったり、
自宅のすぐ近くの職場を希望するケースは、
多々あることと思います。
必ずしも、
交通利便性が良い場所である必要はなく、
日常生活圏内で動きやすい場所に
職場や職務に必要な環境が
整っていれば良いわけです。
駅から離れた郊外の空き家も、
「移動に困難な人」のために、
「働く場所」を提供できる
可能性があるのです。
「シゴト × 空き家」というと、
都市部で利便性の良い場所での
シェアオフィスが代表的ですが、
IT技術の発達によって、
それが都市部に存在する必要も
なくなってきたということです。
今回のアンケートの内容は、
国の行政機関で働く、
障がいを持った方の声ですが、
障がいを持った人に関わらず、
同様の考えを持った人は、
多くいることでしょう。
通期であったり、
ワンポイントであったり、
働き方は様々ありますが、
ハンディキャップを持った人に向けた
空き家の活用方法の選択肢として、
広く受け入れられていくことを
願いたいものです。