実家を「データ化」してみよう!
先日、以下の書籍を読みました。
「60分でつかめる
ネットではわからない
空き家問題の片付け方」
大久保恭子 氏(住生活コンサルタント)著
親の家が空き家になった時の
問題点や利活用方法・解決策など、
わかりやすく、具体的に
1冊の本にまとめてあります。
一般の方はもちろん、
不動産や相続に関わる方にも
実務で生かせる内容です。
文庫サイズのコンパクトな1冊ですので、
ぜひ読んで見てくださいね。
さて、この本を読んでいて
気になったワードがあります。
それは、
「親の家をデータ化する」
という言葉。
親の家を利活用するためには、
親の家の概要を整理することが必要なので、
まずはどのような特徴があるのかを
客観的にデータ化してみるとのことです。
具体的には、
・土地や建物の面積
・築年数
・所在地
・交通条件
・住環境や利便性
・間取り・設備 など、
ネットやチラシの物件概要に
書かれているような内容を、
まずは客観的に
把握しておきましょう、
というものです。
例えば、駅まで歩くとき、
自分の足だといつもゆっくりなので、
15分くらいかかるけど、
不動産表記で定められている
「1分=80m」で
客観的に計測してみると、
客観的に計測してみると、
実は、駅まで徒歩10分で表記できて、
駅徒歩10分以内の物件を探している
お客様の要望に会う物件だった、
とか、
親からは、自宅の土地は
50坪と聞かされていたけれど、
測量図や境界の位置を確認してみたら、
実は60坪あって、
30坪の土地で探しているお客様
2人分の広さだった、など
意外と気づかなかったことが
出てくることがあります。
実家のデータを
書き出してまとめることは、
決して難しくはありません。
今販売されている不動産の
チラシやネット広告に
書かれている内容を、
自分の実家に置き換えて、
記入してみるとわかりやすいでしょう。
自分の実家を将来売却する時をイメージして、
「プレセール」感覚で、
各項目を調べてみると、
意外と気づかなかったことがわかり、
実家が「お宝」に変わるかもしれませんよ!